未経験の第二新卒でもSEに転職できる?転職活動成功のポイントを紹介

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未経験の第二新卒はSEに転職することが可能です。

経験者であれば有利なのは間違いありませんが、DXの強いニーズでSEといったITエンジニアが大幅に不足しているため、未経験であっても企業は積極的に採用し育成しているためです。

参考:総務省|ICT人材の不足・偏在

未経験であったとしても、第二新卒は若く素直で吸収力も高いため、企業としては積極的に採用を検討する傾向にあると言えます。

この記事では、未経験の第二新卒がSEに転職する方法について、大手SIerでの勤務経験がある筆者が経験を交えて紹介しています。

第二新卒でSEになるメリットやデメリットについても解説していますので、未経験の第二新卒でSE転職を目指したい方はぜひご覧ください。

未経験の第二新卒でもSEに転職できる理由とは

未経験の第二新卒でもSEに転職することが可能です。

IT業界は常に人材不足であるため、SEは常に転職市場において需要がある職種と言えるからです。

さらに第二新卒は短期間であったとしても社会人経験があるため、社会人としての基本的ビジネスマナーが身についていることを評価する企業も多く、実際に第二新卒歓迎の求人も多くあります。

参考:【社内SE(社内情報システム)】第二新卒歓迎の転職・求人・中途採用情報│doda

実際、筆者は大手SIerに新卒入社した際、その半数は文系未経験者で1ヶ月足らずのプログラミング研修でITスキルを教育していました。

第二新卒の未経験であったとしても、若く素直で吸収力も高いため、企業としては積極的に採用を検討するためSE転職しやすい状況と言えます。

SE(システムエンジニア)の仕事内容とは

SE(システムエンジニア)の仕事内容は、顧客が求めるシステムを具体化し、設計・開発・検証を通してシステムを納品する仕事です。

システムに精通したプロとしてお客様の要望やシステム化の狙いを正しく理解し、それを実現できるシステムをITエンジニアとして構築していきます。

キャリアのスタートは開発工程や検証工程からスタートし、スキルや経験が蓄積されていくと設計や要件定義といった上流工程を担当できるようになります。

最終的には開発プロジェクトの責任者であるプロジェクトマネージャーや幹部社員といったキャリア形成となります。

第二新卒でSEになるメリット

第二新卒でSEに転職するメリットは下記となります。

  • 刺激的でやりがいのある業務
  • オープンな職場で働ける
  • 多くの人と関わりながら仕事ができる
  • 給料が良い

順に紹介していきます。

第二新卒のため教えてもらいやすい

SEはプログラミングスキルはもちろん、パソコンやOffice(ExcelやWord)といったITリテラシーが求められます。

一般的な中途入社であれば身につけていて当然ですが、第二新卒であれば新卒同様に先輩社員が随時教えてもらえる傾向です。

第二新卒という立場を活かしSEに転職することで早くスキルアップすることが可能です。

変化が多く刺激的な業界

IT業界は新しいフレームワークやミドルウェア、技術が登場し5年も経つと現場が大きく変わっている傾向にあり、刺激的な業界です。

シニアも若手もトレンドに追従する必要があり、単に経験年数が長い人がずば抜けて偉いというわけでもありません。

自分の能力を最大限に発揮しながら働くことができるといえるでしょう。

SEはスキルアップに沿ってキャリアパスがある職種

SEはスキルアップをするにつれ、役割がどんどん上がっていく職種です。

初めはプログラマーからスタートし、開発力がついてくると設計者を任されます。

設計ができるようになると、顧客が求めるシステムの要件を取りまとめる要件定義を任せられます。

これらができるようになるとプロジェクト管理であったり営業と商談を行うなどがあり、キャリアと伴に高い役割を任せられます。

もちろん、給与も上がっていきます。

このようにSEはスキルアップに沿ってキャリアパスがある職種と言えます。

柔軟でオープンな職場

IT業界は他の業界と比べると比較的若い業界であるため、古い風習のようなものがあまりありません。

職場にもよりますが、フレックス制で遅めに出社するということも可能ですし、私服で働けるという会社もあります。

また、仕事ができれば若手でもどんどん上を目指せる業界でもあるのが特徴でしょう。

多くの人と関わりながら仕事ができる

IT業界というとパソコンばかり見ているイメージがあるかもしれませんが、意外にも人と関わっている時間が長いです。

プロジェクトはすべてのフェーズで人と人が連携しながら進めていくので、たくさんの人と関わりながら仕事をするのが好きという人には向いている仕事といえます。

給料が良い

比較的給料面で優遇されているというのもSEのメリットでしょう。

とくにベンチャー系は忙しい代わりに給料面はとても良いです。

さらに、残業も多い傾向があるため、残業代も出るのであればより多くの収入が見込めます。

第二新卒でSEになるデメリット

第二新卒からSEに転職するデメリットとしては下記が挙げられます。

  • 残業が比較的多い
  • 時間外でも仕事に関する勉強をする必要がある
  • せっかく覚えた技術が陳腐化することがある

順に紹介していきます。

人材を使い捨てるSE企業がある

第二新卒からSEを目指すデメリットの一番は人材を使い捨てるSE企業に入社する可能性があることです。

未経験でも大歓迎となっているSE企業の中には、実態が派遣と変わらないSES企業があります。

入社をすると、スキルがないにも関わらずSEやITエンジニアとしてクライアントへ常駐作業をすることになります。

スキルがないため仕事内容は監視業務のようなスキルアップしずらい業務が中心となり、苦労することになるでしょう。

残業が比較的多い

第二新卒を問わずIT業界は残業が他業種と比べると多いという傾向があります。

平成26年賃金構造基本統計調査によると、男性SEの平均残業時間は22時間、女性SEは20時間となっています。

これは、看護師(女性)の7時間、美容師(男性)の15時間と比較しても多めであることがわかります。

どうしてもプロジェクトが遅延してしまうと残業で取り戻す必要があるため、SEの残業時間は多い傾向があります。

時間外でも仕事に関する勉強をする必要がある

常に新しい情報、技術の情報をインプットしていないと、周りの話についていけない、仕事ができないということがあります。

そのため、休日であっても仕事関係の情報を集めたりする必要があります。

こういってしまうと大変に聞こえるかもしれませんが、できるSEは日常の中でそういった情報収集をルーチンとして行っているので、全員が苦にしているというわけではありません。

せっかく覚えた技術が陳腐化することがある

技術には流行り廃りがあるので、去年まではとても注目されていた技術が今年はさっぱり使われなくなったということがしばしば起こります。

しかし、JavaやC++などの長く使われているメジャーな技術はなかなか廃れずにずっと需要(仕事)があるものもあります。

SEに向いている人の特徴

SEに向いている人の特徴は第二新卒や新卒を問わず変わりません。

具体的には下記のような特徴の方がSEに向いていると言えます。

  • 情報収集能力が高い
  • 常に最新情報を仕入れて勉強できる
  • ある程度の残業にも耐えられる気力と体力がある
  • SEとしてやっていく覚悟がある

1つずつ紹介していきます。

情報収集能力が高い

SEの仕事は何をやるにも問題が多く、調べ物が必然的に多くなります。

そのため、必要最低限の情報収集力がないと仕事になりません。

問題があったときに的確にインターネットや書籍から情報を得ることができないと、なんでもかんでも周りに聞くことになってしまいます。

常に最新情報を仕入れて勉強できる

トレンドに敏感で新しい情報を仕入れることができるということは、SEという職業で必要な資質です。

最新情報を仕入れることで、より効率の良い技術、プロジェクトの進め方を導入してチームの生産性を上げることができるようになります。

ある程度の残業にも耐えられる気力と体力がある

近年は36協定によって残業の規制が行われるようになってきているので、昔のように残業100時間、200時間という会社は少なくなってきているとは思います。

しかし、プロジェクト次第では終電で帰る、休日に出勤するということが起こりえます。

そういったときに耐えられるだけの体力と気力があることは非常に重要な資質であるといえるでしょう。

SEとしてやっていく覚悟がある

説明してきたように、SEという仕事は決して楽な仕事ではありません。

とくに第二新卒で入るとなると、一般の新卒よりはしばらく頑張って業界知識をインプットして自分のスキルを磨く必要があるでしょう。

それも、日中は通常業務をこなしながらです。

ときには残業もありますし、休日出勤をすることもあるかもしれません。

そういうときに音を上げないだけの「覚悟」を持っていることは大切です。

未経験の第二新卒でSEに転職する方法

未経験の第二新卒がSE転職するおすすめの方法は、以下の2つがあります。

未経験のSE転職に強い転職エージェントに相談する方法

1つ目は、未経験のSE転職に強い転職エージェントに相談する方法です。

未経験のSE転職に強い転職エージェントに相談すれば、未経験でも就職しやすい求人や教育制度の整った求人を紹介してもらうことができるからです。

そのため、転職エージェントのアドバイザーのカウンセリングをうけることで、入社後のミスマッチを減らすことができるでしょう。

特におすすめはIT専門の転職エージェントのマイナビIT AGENTです。

マイナビIT AGENTでは、未経験者を積極的に採用している企業を紹介してもらうことができます。

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プログラミングスクールに相談する方法

2つ目は、就職保証のあるプログラミングスクールに相談する方法です。

スキルに不安のある人は、SEとして必要なスキルを習得できるうえに、転職先も紹介してもらえるのでおすすめです。

例えばテックキャンプでは、転職できなかった場合に受講料の返金保証があるので、未経験でも安心して受講することができます。

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採用担当者が第二新卒をチェックするポイント

SIerの採用担当者は第二新卒を次の観点でチェックしています。

  • またすぐに辞めるのではないか?
  • どうして辞めたのか

順に紹介していきます。

またすぐに辞めるのでは?

第二新卒ということは、前の会社を辞めてきているということです。

一度会社を辞めた人が、また辞めてしまうのではないかという目で見られてしまうのは仕方のないでしょう。

ポイントは志望動機で自分がすぐに辞めるタイプの人間ではないということ、新しい会社で長期的な展望を持っているということをアピールすることです。

人間関係の構築に問題があるのでは?

人付き合いが問題で辞めたとなると新しい職場でも問題を起こしてしまうのではないかと思われてしまいます。

「人間関係がうまく行かなくて辞めました」というような退職理由は微妙なニュアンスで悪い印象を持たれてしまう可能性が高いです。

たいてい、人間関係の問題では一方的に悪いということはなく、両者に問題があったのでは?と考えられることが多いためです。

第二新卒におすすめのSE企業は研修が手厚いこと

第二新卒であればSE研修をして育ててくれる企業が多くあります。

2ヶ月前後の研修で基礎知識や最低限のプログラミングスキルを習得し、現場で手を動かすOJTを通して一人前のSEを目指す流れが最短かつ効率的にSEになる方法といえます。

そのときに大切となるのが下記の情報です。

  • 若手の育成に注力していき企業
  • 働きやすい企業
  • 育成の内容

じつはこの情報を多く持つのが転職エージェントのコンサルタントです。

コンサルタントは第二新卒者の経歴やプロフィール、希望する条件などをヒアリングしたうえで、条件に合う企業を提案し、就職支援を行います。

コンサルタントの人件費や家賃などの費用は採用する企業が負担するため、利用者は完全無料で利用できます。

気に入った企業があればコンサルタントが下記を代行します。

  • 企業絵のエントリー(応募)
  • 面接の日程調整
  • 待遇面などの条件交渉

さらに、内定後の現在働いている企業での円満退社のお手伝いなどもしっかりサポートしてくれるので安心して任せることができます。

第二新卒の未経験者でもSE企業の求人を取り扱っている転職エージェントはワークポートハタラクティブです。

どちらも、職歴に自信がない方や未経験者の20代の転職に強いサービスのため安心して相談ができると評判です。

まとめ

IT業界は慢性的な人手不足であり、未経験でも第二新卒であればSEを目指すことは十分に可能です。

企業も第二新卒をメリットがあるため、積極的に採用しているところもあります。

SEになるうえでのメリットとデメリットをしっかり比較して、自分がSEとして働いていくことができるのかを確認しておきましょう。

企業選びは、SEに必要な知識とスキルを提供する研修制度の有無です。

転職エージェントに相談することで、おすすめ企業を知ることができます。

うまく利用しながら自分にぴったりの企業を見つけましょう。