「ブラック企業を避けて最高のエンジニアの転職をしたい」
そう思っているにもかかわらず、適当に転職サイトに登録して失敗する方が非常に多いです。
筆者はITエンジニアとしてSIer・Web系の業界に10年以上在籍してきました。
求めるエンジニア像や待遇が全く違うためミスマッチして辞めていく方も非常に多く見てきています。
ミスマッチでの転職は職歴にキズが付くため転職市場価値において致命的です。
一括りにエンジニアと言ってもSIerとWeb系で働き方や給与評価が全く違うため、エンジニアの転職サイト選びも「区別」して選択しましょう。
コツを先にお伝えすると「転職目的」に応じて転職先を選ぶことが重要です。
例えば年収1000万円を目指したい方は間違いなく大手SIerやメガベンチャーを選ぶべきです。
潤沢な利益が出ていなければ年収アップが目指せないからです。
もちろん大手SIerやメガベンチャーに転職したい方は相談すべき転職エージェントも変わってきます。
この記事ではこのような「転職目的」別の企業選びや転職サイト選びを解説していきます。
エンジニア転職で失敗したくない方は必ず最後までご覧ください。
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エンジニアの転職は「転職目的」で進め方が変わる!
エンジニアの転職は「転職目的」で進め方が変わります。
エンジニアが転職をするとき、大きく2つの理由で転職します。
その理由が「待遇を改善したいのか」「技術にこだわりたいのか」のどちらかです。
「どっちも!」という人もいるかもしれませんが、両者の願望を同時に満たすのは少し難しいといえるでしょう。
では、どういう進め方になるのか見ていきましょう。
【待遇(年収・ホワイト企業)を良くしたい方】大手SIerまたはメガベンチャーを狙え!
待遇を良くした場合は大手SIerかメガベンチャーを狙うのがおすすめです。
メガベンチャーというのは大企業にまで急成長したベンチャーのことで、DeNAやサイバーエージェント、グリーなどが代表的なメガベンチャーです。
大手SIerやメガベンチャーでは純利益が大きく出ており、利益を給料にも還元しているためです。
さらに働環境、福利厚生も整っており、大手ならではの安定感は働きやすさや金銭面での満足感につながります。
また、大手で働いたという経歴があれば、それだけで次の転職でも有利に働きます。
一方で二次受け・三次受けのSIerや細々と運営しているWeb系企業・ベンチャーでは利益が低く、薄給のケースが多いです。
自分自信で会社の利益を大きく伸ばし、功績者と扱われなければ大幅な給料アップは見込めません。
実際問題、利益を大きく伸ばすためには営業・マーケの知識も必要となり、一人のエンジニアが大きな利益創出をするためにはかなりの難易度となります。
給料改善を望むのであれば、複雑に考えずに大手SIerまたはメガベンチャーを目指すことが効果的な打ち手になります。
ちなみに大手は知名度の高い求人媒体を利用していますのでマイナビIT AGENTとレバテックキャリアの両方に登録すれば求人情報が集まってきます。
大手SIerについてはこちらの「2021年度版!大手SIerランキング(年収)と選び方の4ステップ」でも紹介しています。
大手SIerの中でもどこを選ぶべきかわからないという方は是非ご覧ください。
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2021年度版!大手SIerランキング(年収)と選び方の4ステップ
SIerのランキングを調べている方は 「大手SIerの企業って何があるの?」 「各SIerの特徴を知りたい!」 「SIe ...
【技術にこだわりたい方】良いエンジニアがたくさんいるところを狙え!
もっとエンジニアとして技術力を磨きたいという方は優秀なエンジニアが多く在籍する企業を選ぶべきです。
エンジニアの成長には切磋琢磨できる仲間の存在が必要ですし、技術を追求する経営者や企業風土も大切です。
逆に技術を大切しない企業では古くレガシーな開発環境で、開発の取り組に対する経営者の理解度が低く技術にこだわるエンジニアには最悪の職場となります。
技術を大切にしている企業であるかどうかを外部から見抜くのは困難なため、優秀なエンジニアが集まっているかどうかで判断したほうがよいでしょう。
良い会社には良いエンジニアが次々と集まってきます。
そのような会社を転職エージェントに紹介してもらいましょう。
おすすめはIT特化のレバテックキャリアです。
企業に関する情報の濃さでは業界トップレベルであるため、技術を追求するエンジニアであれば必ず相談すべきエージェントとなります。
【CTO・経営層を目指したい方】事業グロース・育成ができる10〜30人程度の企業を狙え!
ゆくゆくはCTO(chief technology officer)や経営層を目指したいのであれば、大きい企業よりも10~30人くらいまでの企業で働くのが良いでしょう。
開発だけしていては経営的な視点やマネジメント力というのは育ちません。
なるべく早い段階で経営戦略や育成に携わることができる企業に入ることが重要になります。
そこで、事業をどのように成長させるのか、その方針を提案、ディレクションしたり、自分の下の部下をマネージャー登用できるレベルにまで育成したりできるような環境に若いうちから身を置く必要があるのです。
そのため、常に会社全体のことを考える視点と能力を早めに磨ける企業を見つられるかが勝負になります。
未経験者のエンジニア転職ならスキルを身につけることが重要!
未経験者の方で「エンジニアに転職したい」と考えている場合はスキルを身につけるようにしましょう。
スキルさえあればエンジニアの求人は豊富にあるため選べる立場になれます。
もちろん未経験OKの求人もあるため現場で学びながら・・・といった方法もありますが、スキルがつかない歯車作業にアサインされる可能性もあります。
確実にエンジニアとしてのスタートを切るなら、変に安売りせずにしっかりスキルを身に着けてスタートしたほうが長い目で見て良いと言えます。
スキルを身につけるためにはプログラミングスクールに通うことがおすすめです。
3ヶ月程度で転職できるレベルのスキルを習得できます。
おすすめは「就職保証」付きのスクールです。
20代に人気のDMM WEBCAMP COMMITや30代でも転職実績が豊富なテックキャンプ エンジニア転職がおすすめです。
DMM WEBCAMP COMMIT/PRO
- コロナ対策のためカウンセリンはオンラインで実施!
- 毎日11時〜22時まで通い放題!2020年4月からオンライン受講も完全対応!
- 転職成功率は98%!20代に強い!
- 転職保証も付く圧倒的な自信!SNSの評判も高い!
学べるスキル |
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料金 | 20,204/月〜(税別) |
オンライン教室 | ◯:2020年4月よりオンライン完全対応 |
受講形態 | セミナー形式&自己学習、オンライン講座・オンライン相談 |
スクールの場所 | 東京(渋谷区、新宿区)、大阪(難波フロントビル校、難波御堂筋センタービル校) |
就職のサポート |
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テックキャンプ エンジニア転職
学べるスキル |
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料金 | 29,000円/月〜 |
オンライン教室 | ○ |
受講形態 | 自己学習&オンライン(質問はいつでも可) |
スクールの場所 |
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就職のサポート |
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コラム:エンジニアの転職は学歴不問・IT技術力の実力勝負
よく「どんな資格を取ると転職しやすいですか?」と聞かれますが、資格は不要です。
IT技術力さえあればどこでも働けます。
そのため、中卒・高卒・大卒でも関係なく学歴不問で採用している企業は多くあります。
(※753という現象があるため新卒では大卒以上の学歴を求める企業がありますが、転職では学歴不問という企業が多い傾向です。
参考:七五三現象 - Wikipedia)
面接で技術力を試されるような質問をたくさんされるでしょう。
「どのようなフレームワークを使ってますか?」
「それは誰が選定したのですが?」
「どうしてそのフレームワークを選んだのですか?」
など、技術的な判断を聞かれることが多い傾向です。
ところで転職をするとき、自分の目的に合わせた企業を選択するのが大変なことがあります。
企業がどういう働き方をしていて、どういう文化を持っているのか、企業ホームページだけで判断するのは難しいからです。
最近ではエンジニアが転職するときに転職エージェントを活用するのは当たり前になりつつあります。
そこで、目的別におすすめの転職エージェントを見ていこうと思います。
エンジニア転職の目的別転職の進め方
- 待遇を良くしたいならメガベンチャーか大手SIerを狙う
- 技術力をさらに磨きたいなら湯優秀なエンジニアが多い企業を狙う
- CTO・経営層を目指したいなら事業グロース・育成ができる10〜30人程度の企業を狙う
- 未経験者のエンジニア転職ならスキルを身に付けることが重要
エンジニア向け転職エージェントを目的別に紹介!
転職エージェントの中にはIT業界に特化したエージェントも少なくありません。
そこで、目的別に転職エージェントをご紹介していきます。
【待遇を良くしたい方】におすすめの転職エージェント
近年、エンジニアの人材不足は深刻化しており、大手Sierやメガベンチャーはこぞって大量にITエンジニアの採用をしています。
そのため、少しでも優秀な人材を確保するために制度・待遇はかなり魅力的になってきています。
そして、その大手SIerやメガベンチャーは大量採用のために、大量に紹介してくれる知名度の高い転職エージェントを中心に採用しています。
つまり、知名度が高く、かつエンジニア専門の転職エージェントを選ぶことが勝負の分かれ目になるのです。
1位:マイナビIT AGENT
大手転職サイトであるマイナビが運営している転職エージェントです。
もともとマイナビエージェントはすべての業種に対応するエージェントでしたが、マイナビIT AGENTはその名前のとおりIT業界に特化したサービスになっています。
大手ということもあり、取り扱っている求人案件数が非常に多いのが特徴で、大手企業も多数取り扱っています。
また、登録しないと出会えない独占・非公開求人も多数あるので、大手狙いの場合はまず登録しておくべきエージェントといえるでしょう。
IT専門!国内最大級の求人数と実績「マイナビIT AGENT」
- 求人情報の8割が「非公開求人」で
トップクラスの求人数と国内最大級の実績 - 関東と関西に圧倒的な強み!大手からベンチャーまで
求人票にはない好条件をGET! - IT専門!キャリアアドバイザーはIT業界経験者!
転職の検討段階でも経験と事例から納得サポート!
2位:レバテックキャリア
IT業界を専門に取り扱っている老舗エージェントです。
案件数は大手には負けますが、最新の技術の話題でも通じるほどITに精通したコンサルタントが相談に乗ってくれることで、満足度の高い転職ができると評判です。
転職希望者の志向や望みを聞き取り、4,000件以上もの求人から親和性の高い企業を提案してくれます。
それだけでなく、企業ごとに最適な対策を練ってくれるのも人気の秘訣です。
関東・関西なら企業をどこよりも知っている「レバテックキャリア」
- 【裏技】職務経歴書の添付で非公開の高待遇求人が優先!かんたんな情報だけでもOK
- IT業界に特化!4,000以上ある濃い求人案件は業界トップクラス!
- 年3,000回以上も企業に訪問し、会社の雰囲気や採用の背景をしっかり把握
- 年収などの待遇、入社日や退職の調整もサポート!
※職務経歴書は「エンジニア経験の有無・経験したことのある言語」の記載だけでOK
3位:TechClipsエージェント
IT専門のエージェントの中でも高収入&高待遇に特化している異色のエージェントです。
年収500万円を超える求人が全体の82%を超えるというこだわりようで、当然、大企業の求人も多数取り扱っています。
収入面で待遇改善を狙うのであれば登録しておきたいエージェントといえるでしょう。
高年収&高待遇に特化!ITエンジニア専門 「TechClipsエージェント」
- 高年収&高待遇に特化!ITエンジニア専門
80%以上が年収500万円の求人! - 大手転職会社にはない現役エンジニアによる親身なサポートでキャリアアップをサポート
- エリアは首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)限定!
【待遇を良くしたい方】におすすめの転職エージェント
- 1位 マイナビIT AGENT
- 2位 レバテックキャリア
- 3位 TechClipsエージェント
【技術にこだわりたい方】におすすめの転職エージェント
技術にこだわりたいのであれば、企業文化の良い会社、ワクワクするような企業理念とプロジェクトを持ち、エンジニアと技術を大切にできる文化がある会社が狙い目となります。
しかし、そのような企業をどうやれば見つけられるのか?という問題があります。
そこで、企業の内部まで精通している転職エージェントを活用するのが有効となります。
IT専門の転職エージェントは実際に企業訪問を繰り返し、現場の管理者とコミュニケーションを取っています。
こうすることで、現場レベルでどのような仕事が行われているのか、どのようなエンジニアが多いのかなどを知ることができるのです。
自分一人でこのレベルの情報を集めるのは大変ですが、転職エージェントに登録すれば、大幅に労力と時間を節約することができるでしょう。
1位:レバテックキャリア
レバテックキャリアの強みは年間3,000回にもおよぶ企業訪問と、それによって積み重ねられたデータベースです。
開発方針や社風はもちろん、これらのデータを各コンサルタントが共有しているため、企業がどのような人材を求めているのか、転職希望者がどのような企業を求めているのかを正確に把握し、高い精度でマッチングすることができるようになっています。
関東・関西なら企業をどこよりも知っている「レバテックキャリア」
- 【裏技】職務経歴書の添付で非公開の高待遇求人が優先!かんたんな情報だけでもOK
- IT業界に特化!4,000以上ある濃い求人案件は業界トップクラス!
- 年3,000回以上も企業に訪問し、会社の雰囲気や採用の背景をしっかり把握
- 年収などの待遇、入社日や退職の調整もサポート!
※職務経歴書は「エンジニア経験の有無・経験したことのある言語」の記載だけでOK
2位:マイナビIT AGENT
マイナビIT AGENTも、企業の内部事情に切り込んだ提案をするのが得意です。
キャリアアドバイザーとリクルーティングアドバイザーという二人のアドバイザーがそれぞれ転職のサポートをしてくれます。
分業することでより突っ込んだ提案を可能にしているのがマイナビIT AGENTの特徴といえるでしょう。
IT専門!国内最大級の求人数と実績「マイナビIT AGENT」
- 求人情報の8割が「非公開求人」で
トップクラスの求人数と国内最大級の実績 - 関東と関西に圧倒的な強み!大手からベンチャーまで
求人票にはない好条件をGET! - IT専門!キャリアアドバイザーはIT業界経験者!
転職の検討段階でも経験と事例から納得サポート!
3位:type転職エージェント
type転職エージェントは、首都圏を中心にした求人案件を多数扱っているエージェントです。
転職を成功させるためのノウハウ、満足の行く転職をサポートしてくれるエージェントとして人気で、顧客の満足度は87%という高い数値からもその質の高さが分かります。
転職活動で不安な転職希望者の相談に親身に相談に乗ってくれ、より企業風土の良い会社を提案してくれるでしょう。
全国対応でIT・WEB系に強いエージェントなら「type転職エージェント」
【技術にこだわりたい方】におすすめの転職エージェント
- 1位 レバテックキャリア
- 2位 マイナビIT AGENT
- 3位 type女性の転職エージェント
【CTO・経営層を目指したい方】におすすめの転職エージェント
CTOや経営層を目指す場合、ある程度小規模の企業を狙います。
しかし、規模が小さければ良いというわけではありません。
企業選びの際には以下のような目線で厳選する必要があるでしょう。
- 経営者に上昇志向がある
- エンジニアへの尊敬と権限委譲に積極的である
- 事業の成長余地と十分な資金がある
- 社員は優秀でセクションを超えてディスカッションできるオープンな風土
転職エージェントには選定条件と求職者のスキル・人間性がマッチするように、綿密なヒアリングと企業分析を求められます。
つまり、相当高い提案力が重要になってくるということです。
1位:レバテックキャリア
実は、レバテックキャリアが特色を十分に発揮できるのはこの分野です。
年間3,000回以上の企業訪問によって社風、現場の雰囲気、経営者の理念、現在抱えているプロジェクトなどを綿密にヒアリングしているため、ほかのエージェントよりも制度の高い提案が期待できます。
足を使って情報を収集しているエージェントなので、よりベンチャーマインドの高い企業を提案してくれるはずです。
関東・関西なら企業をどこよりも知っている「レバテックキャリア」
- 【裏技】職務経歴書の添付で非公開の高待遇求人が優先!かんたんな情報だけでもOK
- IT業界に特化!4,000以上ある濃い求人案件は業界トップクラス!
- 年3,000回以上も企業に訪問し、会社の雰囲気や採用の背景をしっかり把握
- 年収などの待遇、入社日や退職の調整もサポート!
※職務経歴書は「エンジニア経験の有無・経験したことのある言語」の記載だけでOK
2位:JACリクルートメント
JACリクルートメントは管理職・技術職・専門職の転職に力を入れているのが特徴です。
30代~50代の転職にも強く、43万人の転職実績を誇ります。
管理職やその上の経営層に早くから入るのであれば、ぜひとも登録しておきたいエージェントです。
3位:ビズリーチ
ビズリーチはハイクラスのビジネスマンに向けたエージェントで、3分の1の案件が1,000万円を超えます。
企業の中心メンバーとして活躍する人材に提案するのを得意としているため、CTO、経営層を目指したい人にはうってつけのエージェントといえるでしょう。
また、スカウト機能があり、優良企業やヘッドハンターからスカウトが届くようになっています。
実際、ビズリーチの8割はこのスカウト機能から転職に成功しているため、ぜひとも利用したい機能といえるでしょう。
【CTO・経営層を目指したい方】におすすめの転職エージェント
- 1位 レバテックキャリア
- 2位 JACリクルートメント
- 3位 ビズリーチ
【番外編】エンジニアはどこでも引っ張りだこ!勉強会・Twitterで転職を宣言してみよう!
近年、エンジニアは人材不足が叫ばれています。
そのため、企業は一人でも多くのエンジニアを確保するために躍起になっているのです。
勉強会などで人と話していると「いま、ウチの会社人欲しがってたから良かったら話してみる?」というような会話の展開も少なくありません。
SNSでは企業の人事がTwitterで転職希望者と出会うということもあります。
そのため、勉強会やTwitterで転職を宣言してみるというのは意外に近道になるかもしれません。
まとめ
エンジニアが転職するときはなにか明確な目的があるものです。
自分がどのように働きたいのかをはっきりさせることが満足の行く転職にする決め手といえるでしょう。
そのため、待遇を改善したいのか、技術力を高めたいのか、経営に関わりたいのかで狙う企業も変わってきます。
効率的に転職活動をするのであれば、転職エージェントを上手く活用して自分に合う企業に出会える確率を少しでも上げることをおすすめします。