フリーランスになるには?具体的な手順とハマりがちポイント・知識をやさしく解説

「フリーランスになる!」

そう思ってから行動がピタと止まる方も多いのではないでしょうか?

会社員からフリーランスへの転身は「転職」以上の労力がかかります。

仕事・事業の進め方、制度の違い、困ったときの相談先などすべてが会社員と違います。

筆者は経営コンサルタントを生業としておりまさにそのような状況を体験しました。

この記事は私がフリーランスの手続きを進めたときに、

  • 調べたこと
  • 疑問に思ったこと
  • 落とし穴があったこと

を先回りして解説していきます。

具体的で確実な一歩を踏み出したい方はぜひ読み進めてください

かなり細かなアドバイスもありますので細部までお読みいただけると迷わずに済むかと思います。

スムーズに独立の手続きができるでしょう。

フリーランスになるには?具体的な手順の流れ

フリーランスになるためには何をすれば良いのでしょうか。

自分でやっておいたほうが良いこと、法律的にやるべきことなどを、

  1. 事業計画を立てる
  2. 役場にて開業することを届け出する
  3. フリーランスとして働くにあたり必要なものを用意する
  4. 会社員を辞める
  5. フリーランスとしての事業を開始する

といった一連の流れでご説明していきます。

STEP1:フリーランスになったときの事業計画を立てる

どのような会社でも事業計画を立てる必要はあります。

これは個人事業主として働くフリーランスの場合でも用意するべきです。

事業計画は簡単に説明すると、どの程度の年月でどのように儲けを得るのかを事前に計画しておくものです。

フリーランスとして働く場合でも初年度から黒字にすることは難しいです。

業種にもよりますが、ある程度は初期投資が必要となってしまうからです。

初期投資で必要な金額などを踏まえてどのような計画で儲けを得るか、言い換えると儲けを得るためにどの程度現金が必要かなどを考えます。

事業計画はフリーランスとして働く際の1つの目標でもあります。

売り上げを○○円獲得する、顧客を△△社獲得するなど具体的な数値を計画として設定するからです。

ただ、到底達成できないような計画を立てても意味はありません。

堅実な目標か少し冒険する程度の目標を踏まえた計画を立てるようにしておきましょう。

理想を見すぎるのは事業計画を立てる上でおすすめできません。

フリーランスとして活躍する前に事業用資金を借り入れる場合には事業計画が重要となることもあります。

銀行などから事業計画書の提出を求められることがあるのです。

銀行としてもどのような計画で借り入れたお金を返済するのかは気になる部分です。

そもそも返済できる見込みがあるのかも気にしなければなりません。

そのため現実的な事業計画を立てておくほうが自分のモチベーションも対外的にも意味があるものになります。

STEP2:役場にて開業することを届け出する

フリーランスとして活躍する場合に役場にて届出が必須というわけではありません。

全ての届出が必要と思われていますが、実は届出をしなくともフリーランスとして仕事をすることは可能です。

ただ、届出をしておくことで税金の控除なども用意されています。

勝手に事業をしているのではなく、手続きをして事業をしていると証明する意味でも役場での手続きをしましょう。

手続きには2つの書類が必要です。

  • 書類1:開業届
  • 書類2:青色申告承認申請書

順に紹介していきます。

ITフリーランスを検討する方へ

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まず登録して情報を集めることからはじめましょう。

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書類1:開業届

自分で事業を興すのですからまずは開業届けを出しておきましょう。

これも実は必須ではないのですが、出すことで大きなメリットを受けられます

開業届けは事業を開始してから一ヶ月以内に所轄の税務署に提出することになっています。

ただ、実際には事業を開始した日を確認されるようなことはありません。

そのためフリーランスになる前に兼業しているようなイメージで申請を済ませても良いでしょう。

もちろん、会社を退職してフリーランスになってから提出しても問題ありません。

開業届けを出すことで税務署に事業者として認められるようになります

認められることで次のようなメリットがあります。

  • 青色申告の申請ができるようになる
  • 開業届に記載した屋号が利用できるようになる
  • 小規模企業共済に加入できるようになる

この中でも注目したいのは青色申告が申請できるようになることです。

これは確定申告の種類であり、一般に白色と青色が存在します。

青色は白色よりも所得控除額が大きく設定されていて、税金を抑えやすいというメリットがあります。

屋号が利用できることもメリットですので、開業届けは忘れずに出すようにしましょう。

書類2:青色申告承認申請書(開業)

開業届と併せて出しておきたいのは青色申告承認申請書です。

これは開業届の項でご紹介した青色申告を利用するために必要な届出です。

提出の期限としては開業後2ヶ月ではありますが、開業届を出す際に併せて出しておいて問題はありません。

こちらの届出を出す意味としては確定申告の際に控除額65万円を受けることです。

ただ、この届出を出すと必ずこの控除が受けられるわけではありません。

簿記方式で「複式簿記」を選択する必要があります。

複式簿記で帳簿をつけることによって、控除額を高められる仕組みになっています。控除額の違いは以下の通りです。

確定申告の種類所得控除額
白色申告0万円(なし)
青色申告(複式簿記以外)10万円
青色申告(複式簿記)65万円

複式簿記は細かく学習すると難しいものです。

会社員のうちにある程度は勉強しておくと良いでしょう。

ただ、最近はクラウドサービスなどで複式簿記を作成できるものが用意されています

私は「MFクラウド確定申告」を利用していますし、「freee」と呼ばれるサービスもおすすめです。

>MFクラウド確定申告

これを利用すれば、

  • 経費として処理できる支払い内容とその科目(雑費・交通費・交際費など)
  • 支払い手段に応じた現金の流れとクラウドサービスでの入力法

といった知識だけで複式簿記を作成可能です。

実質的には複式簿記のハードルはほぼ無いですので、必ず複式簿記で届出するようにしてください。

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STEP3:フリーランスとして働くにあたり必要なものを用意する

会社員のうちにフリーランスとして働くにあたり必要なものを用意しておきましょう。

会社員として働いているときに比べると用意するべきものは多くなっています。

そのため計画的に用意しなければなりません。

フリーランスが必要とするものの例を以下に挙げていきます。

用意するもの準備に必要な期間目安
名刺(屋号が含まれているものが理想)デザインが決まってから一週間、デザインも含めて一ヶ月
事業案内用ウェブサイト事業内の用の確定から一ヶ月
パンフレット(必要な場合)デザインが決まってから二週間
書類のフォーマット一週間
各種SNSへの登録2-3日

基本的にフリーランスとして働く場合には自分を売り込んでいくことが重要です。

会社員ではありませんので、会社名で仕事を取って自分が対応するといったことは出来なくなります。

そのため自分を売り込むために必要なものを用意しておくことが大切です。

最低限必要なものは名刺とウェブサイトでしょう。

これらがあれば事業用のメールなども用意できますし事業者としてのアピールをすることが可能です。

勉強会などで名刺交換する機会も多いですので、名刺には多少のこだわりを持っても良いのではないかと考えます。

ウェブサイトはフリーランスとして活躍している状況などを公開する場ともなりますので持っているに越したことはありません。

最近ではSNSを利用した情報発信をしているフリーランスの方も大勢います

情報を受ける側もSNSを中心としていることがありますので、事業用に利用するアカウントを用意しておきましょう。

意外と見落とされているのは各種書面のフォーマットを用意することです。

会社員であれば会社規定のフォーマットを利用するのが一般的です。

また職種によっては自分で書類を作成することは無いことも考えられます。

しかしフリーランスになると色々な書面を自分で作成する必要があります。

例えば、

  • 見積書
  • 契約書
  • 請求書
  • 納品書

といったものがあります。

これは必要なときに一から作ろうとするのは大変なものです。

事前にフォーマットを用意しておくとスムーズに事業を進めることが出来ますので用意しておきましょう。

STEP4:会社員を辞める

フリーランスとして活躍する最後の準備として会社員を辞める手続きが必要です。

細かい手続きは会社によって異なりますのでここでは割愛します。

一般的には退職する1〜2ヶ月前には申告する必要があるのではないかと思います。

どのような理由であっても会社を辞めるときは引継ぎなどを問題なく済ませるようにしましょう。

フリーランスとして活躍するためには人脈は多いに越したことがありません。

そのため辞めた会社の人とも良好な関係を築いておけば何かしらの利益となることも考えられます。

逆に引継ぎなどが適当であり、後を濁したまま退社してしまうとせっかくの人間関係を捨てることになってしまいます。

全てを捨てて一からフリーランスとして歩みだす方法もありますが、基本としては人脈を活かすように考えましょう。

また、会社の手続きだけではなく社会に出て働く人としてやらなければならないこともあります。

それは以下の2点です。

健康保険の切り替え手続き

会社で健康保険に加入している場合には切り替え手続きが必要です。

これを忘れてしまうと保険所が手に入らないなどのトラブルを引き起こしてしまいます。

健康保険の切り替えに関しては選択肢が二つ用意されています。

  • 会社員時代の健康保険を任意継続する
  • 国民健康保険に加入する

健康保険の任意継続とは退職後20日以内に手続きする場合に限り、会社員時代の健康保険をそのまま利用できる制度です。

ただ、会社員の場合は会社が一部保険金を負担してくれていますがフリーランスになるとこの部分も支払う必要があります。

保険組合などによっては保険料が割安になっていることもあり、任意継続がお得となる場合もあります。

任意継続しない場合には国民健康保険への加入が必要です。

こちらは退職後14日以内に会社員時代の健康保険からの切り替えを手続きしなければなりません。

どちらの場合にも市役所などの役場で手続きをする必要があります。

フリーランスになることで年収が大きく下がる場合には扶養家族として健康保険に加入する選択肢もあります。

条件を満たせる場合には親や配偶者の扶養家族として健康保険を手に入れることも不可能ではありません。

国民年金への切り替え手続き

健康保険と同様に年金も切り替えの手続きが必要です。

会社員の場合には厚生年金と呼ばれるものに加入しています。

年金も支払いの義務がありますので手続きを忘れてはいけません。

ただ、年金の切り替えに関しては明確な期日は無く出来るだけ早く市役所などで手続きをすることが望ましいとされています。

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STEP5:フリーランスの事業を開始する

全ての準備が終われば後はフリーランスとして事業を開始するだけです。

独立してすぐは不安も多いことでしょう。

しかし、フリーランスになったからには自分を信じて事業を進めるほかありません

不安があっても着々と事業を進めていきましょう。

案件はフリーランスエージェントから紹介してもらうかクラウドソーシングから探すことがはじめはやりやすいです。

フリーランスエージェントであれば高単価で案件が豊富なレバテックフリーランスが人気です。

地方であればクラウドワークスから受注している人が多いです。

コラム:後悔したくない!会社員のうちにすべき4個のこと

フリーランスになるためには準備が不可欠です。

これを怠るとフリーランスになってから後悔しかねません。

そのようなことを無くすためにも、会社員のうちにするべきこととして、

  • 出来るだけ屋号を考えておく
  • クレジットカードとローンの契約を見直しておく
  • 個人年金や生命保険の見直し
  • フリーランスとして働いている友人を見つけておく

の4つをご紹介します。

準備1:出来るだけ屋号を考えておく

フリーランスでも個人事業主の届出をすれば屋号を利用することが可能です。

この屋号は会社員のうちに考えておくべきです。

屋号は簡単に説明すると会社名です。

個人事業主の場合、厳密には会社名とは言わないですがほぼ同義であると考えられます。

会社名に値するということは、お客様からその名称で認識される機会が多くなるということです。

そのため、お客様に愛着を持ってもらえる、事業内容を理解してもらえるような屋号を用意しておくことが理想的です。

説明としては簡単ですが、この屋号を考えることは簡単なことではありません。

短期間で適当に決めてしまうと後悔してしまいます。

フリーランスとして活躍することを目指すのであれば、個人名だけではなく屋号も売り込めるようにするべきです。

会社員のうちに納得出来るものを考えておきましょう。

準備2:クレジットカードとローンの契約を見直しておく

会社員のうちにクレジットカードやローンの契約も見直しておきましょう。

フリーランスになってから考えると思うように手続きが出来ないことが増えてしまいます。

フリーランスは一般的に個人事業主扱いとなります。

この個人事業主はクレジットカードやローンの審査においては不利になることが多いです。

それは収入の安定性でどうしても不安があると判断されるからです。

収入面で不安があると銀行などは審査を厳しくしてしまいます。

特に用意しておくべきものはクレジットカードやローンの与信を勝ち取っておくことです。

会社員であればクレジットカードもカードローンも審査に通過しやすいです。

フリーランスになってからこれを利用する可能性がある場合には、会社員のうちに必ず審査を受けておきましょう。

「自分はそんなに与信は必要ない」

と思っている方は要注意です。

メインバンクが都市銀行出ない場合、決算後の税金支払いが銀行で対応できないこともあります。

その場合、

  • 大金を持ち運ぶか
  • 大金をクレカ払いにするか

といったケースがあるなど与信が多いに越したことがありません。

筆者自身も与信で何度も苦労しました。

ちなみにフリーランスになってすぐに審査を受けてもほぼ通過しないと考えてください。

事業用資金であっても必要なものを用意すれば会社員の段階で審査を受けることが可能です。

そしてフリーランスになってから審査を受けるよりも審査に通過しやすいです。

キャッシュフローはフリーランスを悩ます大きな課題でもあります。

既に契約しているローンがある場合には利用上限を増額してもらうなどの対応も検討しておきましょう。

クレジットカードの限度額にも注意してください。

クレジットカードの利用から銀行口座からの引き落としには2ヶ月程度かかります

そのため、「月の利用額✕2ヶ月分」の限度額が必要となってきます。

限度額は「月の利用額✕2ヶ月」あれば安心です。

限度額は多いほど有利です。

ITフリーランスを検討する方へ

フリーランスへの転身で一番大切なポイントは案件の確保です。

案件の内容や単価をメールで教えてもらえるサービスがあります。

まず登録して情報を集めることからはじめましょう。

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コツは登録後にスキルシートを提出することです。情報が多いと好条件な案件を優先して教えてもらえます。

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準備3:個人年金や生命保険の見直し

会社員の場合には個人年金や生命保険に加入している人も多いことでしょう。

これも見直しをしなければ後悔することに繋がりかねません。

フリーランスとなると収入がしばらく安定しないことも多々あります

そのため個人年金や生命保険の支払いに関しても収支を圧迫するようなことが十分に考えられます。

現在の契約でそのまま支払いを続けることが出来るのかは事業計画を踏まえて検討しておきましょう。

もちろん、生命保険などに加入していることで万が一のときに守ってもらえるのも事実です。

会社員のように会社では守ってもらうことが出来ません。

支払い金額と、得る保障とのバランス関係を今一度見直すようにしておきましょう。

準備4:フリーランスとして働いている友人を見つけておく

こちらは必須ではありませんがフリーランスとして働いている友人を見つけておいてほうが良いです。

フリーランスや個人事業主、小さい会社の社長さんでも良いでしょう。

フリーランスで働くことは孤独です。

また会社員とは勝手が異なり分からないことも多々発生することがあります。

それらを全て自分で解決するのはメンタル面で負担が大きいです。

分からないことが多すぎることで事業に支障をきたす可能性も考えられます。

そういったときのために同じ境遇を経験している友人が居るに越したことはありません

自分が抱えている不安は誰もが感じていたものであると知ることによってメンタル面で楽になります。

友人を見つけるためには勉強会や商工会に参加すると良いでしょう。

特に勉強会ではフリーランスでなおかつ同じ業界で活躍している人と出会える可能性があります。

そのような先人を友人として持つことで、スキルアップ面も含めて大きく影響を受けられるようになります。

フリーランスの失敗は地獄です。

「自身がないな」「不安だな」という方は「フリーランスエンジニアになって後悔と地獄を見ないための6つの備え」も合わせてご覧ください。

失敗を回避するためのポイントを網羅的にまとめています。

コラム:確定申告についても理解しておこう

会社員のうちに理解しておきたいこととして確定申告もあります。

フリーランスになると確定申告を自分でやらなければならないからです。

確定申告が出来ないままフリーランスになると後々困ってしまうことも少なくありません。

企業に属していると確定申告は会社として対応してもらえることが一般的です。

そのため会社員のうちは確定申告について学ぶような機会はほとんど無いことでしょう。

つまり、自分で積極的に確定申告について学ぶ姿勢が大切となります。

確定申告は一度理解すると単純なものです。しかし理解する内容は多岐に渡ります。

例えば、

  • 確定申告にあわせた帳簿の付けかたや用語の理解
  • 確定申告するまでの流れ、準備するべきもの
  • 経費として清算する領収書の整理法

といったものが挙げられます。

ここで挙げたものは一例ですが、帳簿の付け方や簿記に関する用語ですら馴染みが無い人が大半でしょう。

馴染みが無いことをフリーランスになってから学び始めるのは負担の大きいことです。

人によっては本業に支障が出てしまうようなことも考えられます。

そのようなことを避けるためにも、会社員のうちから計画的に、

  • 確定申告の概要とやりかた
  • 何を用意すると良いのか
  • どのような知識が必要なのか

を知り、さらにそれを深める学習することをおすすめします 。

手続き別の気をつけておきたいポイント

フリーランスになるための手順をここまで紹介してきました。

簡単な手順もありますが初心者には分からないようなこともあるでしょう。

ここではフリーランスに向けた手続き、準備において気をつけておきたいポイントと対策をご紹介します。

事業計画を立てる

フリーランスであっても事業計画が必要であることはご説明しました。

しかし事業計画など作ったことが無い人が大半でしょう。

まずは事業計画の立て方について注意点をご紹介します。

つまずきポイント

事業計画はそもそも何を作れば良いのかが分からない人が大半だと思います。

そんなときは日本政策金融公庫の創業計画書を参考にすると良いでしょう。

A3の用紙一枚ですが、事業計画において問われている内容が綺麗に纏まったフォーマットになっています。

特にフォーマットが決まっていない場合などは、このフォーマットで問われている内容の回答を独自に作ればそれが事業計画となります。

困ったときにおすすめのサイト

おすすめの本

ポケット図解 事業計画がよ~く分かる本

・事業計画書は1枚にまとめなさい

役場にて開業することを届け出する

全ての手続きが必須ではありませんが役場で何かしらの手続きはしなければなりません。

この部分も日ごろ対応することが無く疑問を持ちやすいです。

どのような点に注意するべきかを解説します。

つまずきポイント

開業届・青色申告の届出など何をしたら良いのかが分からなくなってしまう人が多いです。

役場と聞くとめんどくさい手続きが待っていると思われがちですが、これらは簡単に手続きをすることが可能です。

最近ではネットから所定のフォーマットをダウンロードすることが可能です。

パソコン上で入力すればそのまま印刷できますし、印刷してから手書きでも苦にならない内容です。

困ったときにおすすめのサイト

おすすめの本

開業から1年目までの個人事業主・フリーランスの始め方と手続き・税金

フリーランスとして働くにあたり必要なものを用意する

この部分はつまずく人があまりいません。

自分がフリーランスになるために積極的に動く部分だからです。

皆さんも何を準備したらよいかを考えながら日々過ごしていることでしょう。

その中で強いて注意してもらいたいことをご紹介します。

つまずきポイント

ポートフォリオで何を作ればよいのか分からない・ウェブサイトにどのような情報を載せればよいのかが分からないといった人が多いです。

また、各種フォーマットを作るにしても何をどのようにして作ると良いのかが分からない人も多いです。

これらは用意しておくに越したことは無いのでおすすめのサイトをご参照ください。

困ったときにおすすめのサイト

ポートフォリオの作り方
各種フォーマット入手

会社員を辞める

会社員を辞めること自体はそれぞれの会社で手続きが用意されているはずですので難しいことはないでしょう。

人間関係とタイミングにだけ注意して辞めれば問題ないと考えます。

ただし、退職日の決め方によって社会保険が切れてしまうタイミングがあります。事前に予定を確認しておきましょう。

参考:退職日の決め方|しごとウェブ転職

それ以外で注意してもらいたいのは役場での手続きです。

こちらは馴染みが無いことですので注意しておきましょう。

つまずきポイント

健康保険、年金の手続きが馴染みの無いものであり何をしたら良いのか分からない人が多いようです。

また、何をしたら良いのかが分かってもどうすれば良いのかが分からない人も居ます。

ただ、手続きは役所に行けばすぐに対応してもらうことが可能です。

年金手帳を用意しておくなど事前準備が出来ていれば後は役場に向かいましょう

また、確定拠出年金に加入している場合にはこちらの引継ぎ作業も必要です。

これは会社でどのように加入しているかにもよりますので総務部などに確認してください。

フリーランスになった後は銀行などが提供する確定拠出年金に引き継ぐ形となります。

困ったときにおすすめのサイト

困ったときの対処法

フリーランスへの準備をするためには色々とつまずく部分も存在することでしょう。

このときにどう対処するのが良いのでしょうか。

理想としては既にフリーランスとして活躍している人にどのように対処したかを尋ねることです。

ネットなどで情報を探すよりも、実際に対応した人の話を聞いたほうが早いです。

ただ、なかなか都合よく同じ体験をしている人は見つからないのも事実です。

そのときはネットで体験談などを探すと落とし穴も含めて記載されていることが多いです。

また公的な機関でも支援をしてもらえることがあります。

資金面であれば助成金もありますし、事業の進め方であれば商工会もあります。

フリーランス向けのセミナーが無料で開催されていることもありますので、そういったものに参加してみるのも良いでしょう。

必要となる知識を良書でカバー

フリーランスとして働くためには技術だけではやっていけません。

最低限フリーランスをやるのであれば持っておきたい知識が存在しています。

それらの知識は良書を読み込むことで身に付けるようにしましょう。

おすすめの本を以下にご紹介します。

フリーランスの教科書

タイトル通りフリーランスとして生きていくための基礎知識が詰まっています。

会社員はいわば周りに甘えている状態です。

自分でやるべきことも会社の誰かが代わりに対応してくれています。

しかしフリーランスになるとそうはいきません。

自分で何をやるべきかを綺麗にまとめてくれている本です。

・人生は手帳で変わる

自己啓発の中でも特に有名な7つの習慣を根底に置いた本です。

フリーランスに向けて書かれた本ではないのですが、フリーランスであれば読んでおくべきでしょう。

フリーランス=自由に仕事が出来ると思われていることが多いです。

これは正解でもあり間違いでもあります。

フリーランスは多忙のため皆さんが考えているよりも自由に働けないことが多いのです。

そんな中でも自分らしく生きていくためには時間・タスクを上手く管理することが大切です。

また、時間を管理した結果自分は何をしたいのか・何になりたいのかといった方向付けの重要性も説いてくれています

まとめ

フリーランスになるためには不安が多いことでしょう。

何からやれば良いのか分からない中で進めなければならないからです。

しかし、このサイトで紹介している通りやらなければならないことは明確です。

時間は必要ですが着実に準備していけば心配する必要が無いことも多いです。

フリーランスとして働くことは孤独なことです。

今まで会社でカバーしてくれていたことも自分でやらなければなりません。

この孤独を乗り切るためにも多くの知識を身に付ける必要はあります。

ただ、フリーランスは自分の実力を最大限に発揮できる可能性が高まります。

負担が増える部分もありますが、思い切ってチャレンジしてみることをおすすめします

個別にキャリア相談したい方
ITエンジニアのキャリア相談室

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ITエンジニア アキ

私もITエンジニアにキャリアチェンジする時、
たくさん悩みました。

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