「年収あげたい!」「お金を自由に使えたら・・・」と考えたこと、ありますよね。
実際、年収700万円くらいあれば、一家を支えながら欲しいものは我慢せずに買えます。
将来への積立もでき資産形成できます。
たまたま私は採用担当で300人以上のITエンジニアを見てきたのですが、ある日に共通点があることに気づきました。
高年収なITエンジニア(SE、Webエンジニア)のある共通点が分かったのです。
それは、ありがちな「スキル・経験」というものではありません。
もっと本質的で裏側にあるものです。
結論を少しお伝えすると、本人の努力も必用ですが「環境」も大事だという点です。
利益の少ない企業では給料が上がるはずありませんよね。
良い製品を作っても、その「良さ」を分かってもらえなければ売れないのと同じです。
つまり「スキルがある・真面目」だけでは給料はあがりません。
この記事ではちょっと反則技なコツを期間限定で配信します。
SEでもWeb系のエンジニアにもどちらにも効果的です。
かんたんに実践できるので、ぜひ試してみてください。
目次で流し読み
まずは年収が低い人の傾向を見ていきましょう。
当てはまっている人は、年収が上がる可能性が「大」です。
ITエンジニアなのに年収が低い人の特徴は3つ
ITエンジニアは年収が高い職種です。だいたい業種や年齢にもよりますが、ざっと600万円くらいです。
一方で、ITエンジニアなのに年収が300万円・400万円の人はざらにいます。
何がちがうのでしょうか?
その主な特徴は次の3つです。
- 将来(キャリア・ビジョン)をあまり考えていない
- 同じ工程・プロジェクト・技術を1年以上やっている
- 決断を先送りし、動けない人
かんたんに紹介します。
特徴1:将来(キャリア・ビジョン)をあまり考えていない
ほんとにそのままですが、給料・待遇・キャリア を他人任せにしている人です。
つまり将来への戦略がないんです。
良い企業・良い上司・良いプロジェクト・良い仲間にに恵まれていたら他人任せでも良いのです。
ただ残念ながら、そうでない場合が圧倒的に多いです。
何も考えずに沈む船に乗っていたら、本当に人生がもったいないことになります。
「32才になったらPMになって600万円もらう」と具体的にイメージを持ちましょう。
あとから変更することはいくらでもできます。
特徴2:同じ工程・プロジェクト・技術を1年以上やっている
1年以上、同じことをやっているITエンジニアも要注意です。
年齢を重ねれば、それに応じた経験と知識を求められるためです。
実際に、ずっと同じプロジェクトを担当していた人の経歴書を見る機会がありますが「視野が狭く、応用力がない人材」に見えてしまいます。
ニッチなスキルセットだと、採用してもポジションがないため見送ってしまいます。
ITエンジニアは開発力はもちろん、
- インフラ・ミドルウェア
- 業界知識
- プロジェクトマネジメント
- 事業・企業課題に寄り添う事業・経営視点
- 採用・育成・評価などのヒューマンマネジメント
など幅広い経験と知識を求められます。
他社でも評価されるような幅広い技術や役割を担当してください。
特徴3:キャリアの決断を先送りし、動けない人
キャリアについて決断を先送りする人も年収が低い傾向です。
「将来この会社で働くイメージはない」と思っていても動かない人は非常に多いのです。
驚くべきは「ブラック企業」って分かっていても転職しないのです。
理由としては「いまのプロジェクトが終わったら」「義理を返してから」という方が多いですね。
とくにSEの人に多い傾向です。
高年収の1つのキーワードは「希少性」です。
希少性の高いお仕事をしているなら良いですが、「あなたじゃなくてもできる仕事」をしているなら環境を変えましょう。
では年収700万円になるには、どうすれば得られるかを紹介していきましょう。
年収700万円のITエンジニアになるための簡単な方法
利益の少ない会社は給料を多く払うことはできません。
これは鉄則です。しっかりと頭に入れてください。
そこで、あなたがいま働いている企業が「十分に儲けているか?」をチェックしましょう。
もし「利益を公開していない」という会社は黄色信号です。
なぜなら利益が少ないか、利益を分配する気がない可能性があります。
もし会社運営が厳しそうでしたら利益が出ている会社へ転職を検討しましょう。
利益がしっかりと出て、伸び盛りの会社は
- 給料が上がりやすい
- 早く昇進しやすい
- 新しいことにチャレンジしやすい
- 働いている仲間がポジティブ
という特徴があります。
もちろん、スキル・経験・実績も必用です。
ただ、それらと同じように「環境」も大事ということを押さえておきましょう。
ではどのように企業選びをすればよいのでしょうか?
そのポイントを紹介していきます。
企業選びのポイントは2つ
利益が出て伸び盛りの企業を見つけ方ですが、実はすごく難しいです。
ITエンジニアの場合、
- SE(SIer)
- Web系
とありますので、それぞれの特徴を紹介していきます。
SIerの選び方
SIerは、いわゆる大手のホワイト企業を選んでください。
大手SIerは単価が高いので同じ仕事をしていても給料はとてもいいです。
中小と比べると倍くらい単価が高いからです。
しかも大手SIerはプロジェクト管理のノウハウがあります。
それを学べばどこでもやっていけます。
それくらい大手SIerで働くことで、中小企業と差ができてしまいます。
ちなみにSIerでも担当の業界が違うだけで年収が大きく変わります。
SEの年収については「SE(システムエンジニア)の年収の相場はいくら?高給分野や気になる企業の年収の調べ方」で詳しく紹介しています。
年収にこだわりたい方は必ずチェックしてください。
Web系
Web系のエンジニアは、絶対に利益を出している会社を選んでください。
Web系は利益が出ていない会社がすごく多いです。
Wantedlyで募集しているキラキラした企業でも、実は赤字という企業はゴロゴロあります。
リモートワーク、開発環境、服装などの条件を優先して選ぶのはNGです。
まずは、「十分な利益」を出している企業を選びましょう。
最後にどうやって具体的な企業を見つけるかについて紹介していきます。
具体的な企業の見つけ方
普通、SIerやWeb系の企業を10社も20社も比較検討できる人はいませんよね。
さらに売上・利益をチェックしている人なんていません。
なので転職コンサルタントに相談するのが手っ取り早いです。
つまり、転職コンサルタントに
「利益が出ていて、伸び盛りの企業を紹介してください」
というだけです。かんたんですね。
肝心な転職コンサルタントですが、IT業界に特化して多くの企業を持っているのはマイナビIT AGENTかレバテックキャリアです。
担当に付くコンサルタントで提案内容が大きく変わるので2つ以上から提案を受けるのがコツです。
私の経験から言うと、まったく違う提案がもらえますのおすすめです。
スマホでも3分程度で登録でき、完全に無料で相談できます。
20時と遅い時間や、電話で相談、なんてことも対応してもらえます。
最後に裏技もお教えしましょう。
「年収700万円になるためにはどうすればいいですか?」
と転職コンサルタントに聞いてみましょう。
「あなたのキャリアならプロジェクトマネジメントができると720万円の求人もご紹介できますよ」
と言った風に教えてもらえます。
そのようにアドバイスをもらったら、それが実現できる企業を紹介してもらうだけです。
つまり年収を上げたいなら、戦略的に環境を選び、ステップアップしましょう。
みんなと同じことをやっていては、飛び抜けることはできません。
そのためには
- 情報収集(どの企業?どんなスキル・経験が必用?何をすべき?)
- 環境を変える(異動、転職)
- 3年程度、スキル・経験を積む
といった流れになります。
まとめ
年収が低い人の特徴は、次のとおりでした。
- 将来(キャリア・ビジョン)をあまり考えていない
- 同じ工程・プロジェクト・技術を1年以上やっている
- 決断を先送りし、動けない人
年収を上げるには、スキル・経験以外に「環境」も大切にしましょう
- SEなら大手SIerを目指す
- Web系なら利益が出ている会社を選ぶ
具体的な企業は転職コンサルタントに聞く
- 聞き方は「利益が出ていて、伸び盛りの企業を紹介してください」
- 複数登録すると、たくさん提案がもらえる
- どんなスキル・経験があれば年収があがるかを転職コンサルタントに聞く
- おすすめの転職コンサルタントはIT業界に特化したマイナビIT AGENTとレバテックキャリア
動き出した人から人生が変わっていきます。
逆に何度教えても動かない人もいます。
ちなみに彼らは40代手前になって、より悩みが深刻になっています。
よくある質問
最後によく聞く質問にお答えしていきます。
Q:大手SIerに入社できなかったらどうするの?
A:いきなり「最高の環境」を得るのは難しいこともあります。2回〜3回転職してより良い環境をめざしましょう。
注意点は1つの企業で3年程度は実績を積み、形にしていきましょう。
Q:私は大手に見合う人材じゃないです。
A:中小でも利益が出ている企業もあります。転職コンサルタントに相談するだけでもしてみてはいかがでしょうか。
Q:30代ですが大丈夫ですか?
A:全然大丈夫です。ただ、早く動きましょう。20代と比べると転職しづらくなっているのは事実です。
Q:地方ですが大丈夫ですか?
A:大丈夫です。地方で知らないIT企業は多くありますよ。
ITエンジニアを目指したいけど、不安であったり迷いがある方も多いと思います。
ITエンジニアのキャリア相談室では個別にキャリア相談に応じています。
質問・疑問・不安がある方はいつでも気軽にどうぞ。

私もITエンジニアにキャリアチェンジする時、
たくさん悩みました。
気軽にご相談ください^^