未経験からエンジニアになりたい人がまず迷ってしまうのはスクールに通うべきなのか、独学でがんばる方がいいのか、だと思います。
スクールのための時間なんてなかなか取れないし、ましてや学校に通うために今の仕事を辞めるなんて一苦労だと思います。
そこまでして行き始めたスクールで本当にエンジニアになれるのかすらも不安ですよね。
かといって独学でやっていくのもまず何を勉強したらいいかわからないし、一人で転職活動するのも難しそう…と思うのも無理はありません。
実際にスクールも独学も経験した私がプログラミングスクールをオススメする理由をお伝えします。
私はスクールに通ったことで未経験からDMMに転職ができたので、自信を持ってお勧めします。
著者情報
1991年、福岡県うきは市生まれ。
立命館アジア太平洋大学卒業後、ソーシャルメディアマーケティングのベンチャー企業に入社。
その後Eコマースでの起業、外資系機械メーカーでの営業を経験。
退職後テックキャンプ エンジニア転職でプログラミングを学び、未経験からエンジニアとして合同会社DMM.comに入社。
現在は開発業務に従事している。
Twitterアカウントはこちら
Follow @Kosaburo_Kaneko
目次で流し読み
私がプログラミングスクールをおすすめする3個の理由
プログラミングスクールに通うにはお金がかかりますが、なぜお金を払ってまでスクールに通ったほうがいいのか、その理由を3つお伝えします。
チーム開発ができる
プログラミングって一人でもくもくとやってるイメージがあるかもしれませんが、実際はチーム競技です。
会社に勤めているエンジニアは間違いなくチームで動いています。
独学しかしてない人はここのスキルが比較的低いです。
どういう風に開発を進めていくのか、タスク管理はどうするか、スケジュールに合わせて効率よく開発するためにはどうしたらいいのか、などなど実際に業務として開発を行うときには考えなければいけないことがたくさんあります。
スクールだったらチームを組んで開発をすることができます。
作るものを決めて、スケジュールに間に合うように開発していく方法を練習することができます。
エンジニアになるんだったら必須のスキルをここで身につけることができるので、あとあと楽になります。
モチベーションを保てる
プログラミングが辛いときは誰にでもやってきます。
もちろんプログラミングが好きな人にも訪れます。
わからなかったことが理解できた!と思ったらまたわからないことが出てきて、一生プログラミングを理解できないのかも…と不安になったり、本当にエンジニアとしてお給料をもらえるようになれるのかどうか自信を失いかけたり、モチベーションが下がるタイミングは必ずあります。
そんなときに一人で孤独にがんばっていくのは辛いですよね。
コードを書くことすら嫌になってしまうかもしれません。
スクールには同じ目標を持った仲間たちがいます。
みんな自分と同じ未経験からエンジニアになるためにがんばっている人たちなので、やる気が出ないときや不安に襲われたときはお互いに励まし合うことができます。
有名企業に転職が決まった人がいたり、すごい優秀なメンターさんがいたり、学習をサポートしてくれるスタッフの方がいたり、モチベーションを保てる環境が整ってます。
実際に私もモチベーションが落ちかけたときがあったんですが、周りには「絶対に夢を叶えたい!」と一生懸命勉強している人たちがいたので、「よし、私ももう少しがんばろう!」と思えることができました。
良い転職をさせるプロがいる
未経験からエンジニアとして転職することを目標としたときに、一番大事なのは「後悔しない転職ができるかどうか」です。
ですが、ほとんどの人は転職に関して素人です。
どこの企業がどういう人材を欲しがっているのか、どういう雰囲気の会社でどんな人に合うのか、そういうことまで知った上で転職しないとあとあと後悔することになります。
- 私服で勤務できると思ってたのに、みんなスーツを着ていた
- プログラミングを集中してできると思ってたのに、営業ばっかりやらされる
- Railsを勉強してきたのに、仕事ではまったく使わない
こういうところが積み重なると「せっかくエンジニアになれたのに、あんまり楽しくない…」ということになります。
かといってプログラミングの勉強をしながら一つ一つの会社をこと細かに調べていくのはすごく大変です。
スクールならば専属のキャリアアドバイザーがサポートしてくれます。
その業界に詳しく、未経験エンジニアを多数輩出してきたプロが揃っています。
日々たくさんの企業と連絡を取り合って、どういう人が欲しいのか、どんな会社なのかをキャッチしています。
そういう転職活動の泥くさい部分をその人たちにやってもらうことで自分はプログラミングに集中できるので、学ぶスピードもぐっと加速しますし、転職したあとに後悔することもなくなります。
もちろん独学の良い点もあるけどデメリットをしっかりと知っておこう
独学であればマイペースに勉強を進められます。
自分の好きな時間に好きなものだけを学ぶことができるので、ストレスフリーというメリットがあります。
毎日自宅したり通学したりする必要もありません。
ですが、もちろんデメリットもあります。
自分で何を学習するか決めなきゃいけない
未経験エンジニアからエンジニアになるまでには勉強しておかなきゃいけないことがたくさんあります。
ただWEBアプリをつくれたり、ツールをつくれたりするだけでは不十分です。
たとえば
- http通信
- DB設計
- Linux
のようなところもエンジニアとして必要な知識です。
でもどれをどのくらい学んでおけばいいのか、どのような順番がオススメなのか、自分で判断するのは難しくないですか?
独学だと知識が偏ってしまったり、エンジニアとしての基礎が抜けたりすることが起こりやすくなります。
モチベーションを保ちづらい
やはり一人で勉強しているぶん、今自分がどれくらいのレベルまで成長したのか、何が欠けているのか把握することが難しいです。
自分の成長を実感できないと、いくら勉強してもうまくいかないことだけに注目しがちです。
それに進むべき道がはっきり見えていないと今学んでいることが本当に正しい方向性なのか自信が持てないので、壁にぶつかると心が折れやすくなります。
そんなときに励ましてくれる仲間や友達がいれば心強いのですが、独学だとなかなか難しいです。
チーム開発ができない
辛いときに支えてくれる仲間たちとチーム開発をした経験は必ず人生の糧になります。
エンジニアは必ずと言ってもいいほどチームで動きますので、エンジニアになる前にその経験ができれば他の人よりもスタートラインの時点で一歩リードできます。
プログラミングの独学については「【プログラミングの独学はおすすめできない】8割が挫折する理由と回避策を伝授」でも詳しく紹介しています。
プログラミングの習得を成功させれば人生が変わるだけに、確実な習得をしたい方は必ずチェックしておきましょう。
-
-
【プログラミングの独学はおすすめできない】8割が挫折する理由と回避策を伝授
プログラミングを覚えたい方は、 「プログラミングって独学で覚えられるの?」 「Twitterを見ていると数ヶ月で覚えられ ...
プログラミングスクールは「転職力 x 教育力」で選べ!
大切なお金と時間をかけてスクールを選ぶので、失敗はしたくないですよね。
いいスクールを見つけられるために注目するべきなのは「転職実績」「カリキュラム」と「他の生徒」です。
ポイント1:転職実績
まずこのポイントは絶対外せません。
未経験からエンジニアに転職したいのであれば、スクールに通う目的は「転職を成功させること」です。
もちろん「技術力をつける」というのも良い目標だと思います。
ですが、その前に転職を成功させないと長期的には技術力は上げていけないでしょう。
では「転職を成功させられるスクールかどうか」を見分けるためにどこを見るべきかというと、それが転職実績です。
ここが言わばプログラミングスクールの「通信簿」のようなものだと思っていいと思います。
スクールの教育力やカウンセリング力、サポート力やコネクション、すべてを総動員した結果がここです。
そのため自信があるスクールはWebサイトの目立つところに転職実績を載せている場合が多く、逆にそうでないスクールはあまり自信がないのかもしれません。
注意深くWebサイトを見比べるとそのような特徴も見えてきます。
そのスクールでの転職実績はWebサイトに公開されていますが、公開しているものはごく一部なので完全にはわかりません。
それに有名企業を実績として公開することが多いのですが、必ずしも有名企業に転職することが良いこととは限りません。
なので自分の行きたい企業に近い企業や同じ業界の転職実績があるかどうかに着目するといいと思います。
一番確実なのは、カウンセリングに行ってみて自分がどういう会社に行きたいかを話して、その会社やその会社に似ている会社に転職した実績があるかを質問してみることです。
ちなみに、カウンセリングは無料で受けられます。
プログラミングスクールはすごい勢いで数が増えています。
そのため「どこでもいいから転職させて、あとは知らんぷり」というスクールもあると聞いています。
なので余計に信頼できるスクールを選べるかどうかが重要になってきます。
ポイント2:カリキュラム
最短でエンジニアになるためには学ぶ内容を選ばなければなりません。
もちろんいろんなことを知っているに越したことはないのですが、プログラミングは未経験者があれもこれも手を出すには広すぎる分野です。
効率よく学習していくためには「何を学ぶか」を重視すべきでしょう。
スクールのカリキュラムはそれぞれのスクールの経験から練り上げられた独自のものであることが多いです。
実際にスクールによって学ぶ内容が少しずつ違うので、カリキュラムには如実にスクールの教育力やスクールが抱えるエンジニアの技術力が反映されています。
何をどれくらい学べば最短ルートでエンジニアになれるのかを考え抜かれた教育を提供するスクールがオススメですが、注意しなければいけないのはエンジニアといってもいろいろ種類があって、やっていることが全然違うということです。
例えば
- Webエンジニア
- モバイルエンジニア
- インフラエンジニア
など、みんなエンジニアですが使う技術もやることもかなり違ってきます。
FacebookやTwitterのようなブラウザで動くサービスを作りたいならWebエンジニアの領域であるRuby on RailsやJavaScriptを勉強した方がいいですし、スマホアプリを作りたいならモバイルエンジニアの領域のSwiftやKotlinを集中的に学ぶべきです。
自分がやりたいことにつながることを勉強できるスクールを選ぶように気をつけてください。
ポイント3:切磋琢磨できる生徒がいるか
独学と比較したスクールのメリットの一つはチーム開発です。
これがスクールの醍醐味とも言えるかもしれません。
ですが、せっかく自分は勉強しに来ているのにダラダラと教室でYouTubeばかり見ているチームメンバーだとはかどらないし、自分のモチベーションも落ちますよね?
誰と一緒に学ぶかもまた重要な要素の一つです。
難しいのはそれをどう判断するかですが、実際に聞いてみることをおすすめします。
Twitterなどで実際に通っている(もしくは過去に通っていた)方に聞いてみるのもいいと思いますし、スクールのカウンセリングに参加してみて直接聞いてみるのも生の声が聞けると思います。
候補にあがったプログラミングスクール3つ
数あるスクールの中から私がいいなと思ったところを3つ紹介します。
それぞれ実際に足を運んで面談をしてもらいました。
候補1:DMM WEBCAMP COMMIT(旧:WebCamp Pro)
転職保証付き、通学型のスクールです。
通学期間は3ヶ月で、期間中はいつでもメンターさんに質問ができます。
まず1ヶ月目はプログラミングの基礎である、HTML / CSS / JS / jQuery / Ruby / Rails などを学習します。
スクールのオリジナルカリキュラムで学んでいきます。
基本的なことができるようになってきたら、2ヶ月目からはチーム開発に取りかかります。
ここではECサイトをチームで開発していきます。
ECサイトには会員登録機能やカゴ機能などWeb開発の基礎である技術が詰め込まれているので、練習にはもってこいです。
そして3ヶ月目からはオリジナルサービスを作ります。
自分が作りたいと思った情熱のあるものをメンターさんの力を借りながら作っていくことができます。
もう一つ特徴的なのは入学試験があることです。
なので受講生の質が保たれているという側面もあります。
DMM WEBCAMP COMMIT/PRO
- コロナ対策のためカウンセリンはオンラインで実施!
- 毎日11時〜22時まで通い放題!2020年4月からオンライン受講も完全対応!
- 転職成功率は98%!20代に強い!
- 転職保証も付く圧倒的な自信!SNSの評判も高い!
学べるスキル |
|
---|---|
料金 | 20,204/月〜(税別) |
オンライン教室 | ◯:2020年4月よりオンライン完全対応 |
受講形態 | セミナー形式&自己学習、オンライン講座・オンライン相談 |
スクールの場所 | 東京(渋谷区、新宿区)、大阪(難波フロントビル校、難波御堂筋センタービル校) |
就職のサポート |
|
候補2:Tech Boost
こちらはオンラインでも教室でも学習可能ですが、転職保証はありません。
特徴的なのは豊富なコースラインナップでしょう。
Webコースとイノベーティブコースがあり、WebコースではRubyとPHPで学ぶプログラミング言語を選択することができます。
イノベーティブコースではAI、Blockchain、IoTから選択することができるので、最先端の技術を身につけることができます。
期間もコースによって1ヶ月から4ヶ月まであるので、自分のスタイルに合わせて柔軟に選択できます。
候補3:テックキャンプ エンジニア転職
こちらもDMM WEBCAMP COMMITと同じで、転職保証付き、通学型のスクールです。
入学試験をパスしないと入ることができません。
他の二つのスクールと比べて生徒数が多いです。
渋谷にきれいな教室を構えていて、常にメンターさんが常駐しています。
10週間という比較的短めの期間で、HTML / CSS / JS / jQuery / Ruby / Rails / SQL などを学びます。
原則、月曜~土曜は教室に出席することが求められるので、その厳しい学習を乗り越えた卒業生には一定の技術力があります。
採用企業側から見ると安心できるポイントじゃないでしょうか。
いまなら無料でキャリアの相談やどのような学習をすれば良いかというカウンセリングを受けることができます。
スクールに通う人は相談して決めている方が多いです。
悩んでいる人は相談してみることがおすすめです。
私が選んだプログラミングスクールは「テックキャンプ エンジニア転職」ポイントは2つ
どのスクールにも特徴があってすごく迷いましたが、最終的にこれだ!と思ったテックキャンプ エンジニア転職に決めました。
いいなと思ったところはいくつもありましたが、特に他のスクールよりも優れていると感じたポイントはこの2つです。
ポイント1:最高の実績
転職実績がプログラミングスクールの「通信簿」だと書きましたが、ここに着目してみると一番目立つのがテックキャンプ エンジニア転職じゃないかなと思います。
- チームラボ
- U-NOTE
- News Picks
などの有名企業にここほど転職成功させているスクールは聞いたことがありません。
それだけ高い教育力を持ち、企業に評価されているのだと思います。
一緒に勉強する仲間は優秀な方がとても多い印象があるので、モチベーションが落ちかけたときもきっと切磋琢磨しながら支えあえるはずです。
転職を成功させることができるかどうかがやっぱり一番大切なところなので、実績を見て私はテックキャンプ エンジニア転職がいいなと感じました。
ポイント2:業界最大規模
転職サポート力も大事なんですが、スクールに通う以上プログラミングスキルを伸ばしてくれる教育力も大切にしたいです。
私はプログラミングスクールの教育力はある程度規模と比例すると考えています。
プログラミングスクールの教育力は主に「独自カリキュラム」と「メンター」に分かれますが、どちらもある程度規模に応じて質が上がっていくものだと思います。
そこのスクールで学んだことがある生徒数がある程度いないと、カリキュラムを改善しようにもデータが無さすぎますよね?
それに加えて、技術者を引きつけるだけの魅力や規模を持っていないと優秀なメンターさんは集まってくれません。
テックキャンプ エンジニア転職は業界最王手と言われるほどの規模感があり、練り込まれたカリキュラムと優秀なメンターさんが常にアドバイスしてくれる環境があります。
プログラミングスクールを卒業して感じたこと
私がもしスクールに通わず、独学で学んでいたら今の会社にはいなかったと思いますし、今よりもずっと低い技術力しか身につけられなかったと思います。
もしかしたらモチベーションを保てずエンジニアにすらなっていないかもしれません。
スクールの教育力や転職サポート力をテコにしながら、同じ目標を持つ仲間たちと一緒にプログラミングを学べばきっとあなたもエンジニアになれます。
まずは一歩踏み出してみてください!
まとめ
未経験からエンジニアになりたいならスクールに通うのがオススメです。
もちろん独学でもエンジニアにはなれると思いますが、お金がかからない以外にあまりメリットはないと思います。
それにスクールであれば転職のプロがいるので、強力なサポートとなってくれるでしょう。
選ぶプログラミングスクールは「転職力」と「教育力」の両方を兼ね備えたスクールがオススメです。
転職力だけだと人材紹介会社と変わらないですし、そもそも教育力がないところは転職力もないはずです。
車の両輪のようなものなので、どちらかだけでは成り立ちません。
独学でもスクールでも必要なのは、自分から勉強していく姿勢です。
なぜエンジニアが自分から勉強していけるかというと、単純にそれが楽しいからです。
ある程度プログラミングの向き不向きはあるかもしれませんが、初めてプログラミングと触れ合ったときにどのように触れ合ったかで、そのあと楽しめるか楽しめないかが決まってくると思います。
ぜひ楽しみながらエンジニアになれるための選択肢として、スクールを選んでくれたらなと思います。
著者情報
1991年、福岡県うきは市生まれ。
立命館アジア太平洋大学卒業後、ソーシャルメディアマーケティングのベンチャー企業に入社。
その後Eコマースでの起業、外資系機械メーカーでの営業を経験。
退職後テックキャンプ エンジニア転職でプログラミングを学び、未経験からエンジニアとして合同会社DMM.comに入社。
現在は開発業務に従事している。
Twitterアカウントはこちら
Follow @Kosaburo_Kaneko
参考関連記事
【プログラミングの独学はおすすめできない】8割が挫折する理由と回避策を伝授