SEはなぜブラック?激務の理由とやばい企業の見分け方

残業・土日出社・炎上プロジェクト・・・

SEの話を聞くと「この世はブラック企業しかないのか?」と思えてきます。

ただ脅すわけではありませんが、ブラック企業は非常に多いです。

評判のよい転職エージェントをうまく利用してブラック企業を回避すれば良いのですが、なぜかあまり相談せずに転職する人があとをたちません。

ネットで収集して適当に応募してしまう方が多いのが実情です。

そこでこの記事では、普段エンジニアの採用担当をしている私が

  • だれでも見分けやすいブラック企業の見分け方
  • ホワイト企業に入る方法

をお伝えしていきます。

この記事を読むことで、ブラック企業 にあたる確率は確実に下がりますし、見分ける力がつきます

転職はリスクが高い選択です。

最後までお読みいただき、後悔のない転職を実現してください。

この記事で分かること

SEがブラックが多いと言われる理由

SEはブラック企業が多いと言われる理由はITゼネコンと呼ばれる業界構造が強く影響しています。

ITゼネコンとは顧客から直接受注する一次請けを起点として二次請け、三次請けと次々に下請けに発注する構造を指します。

二次請けや三次請けなどの中小のSE企業やSES企業では、決められた期間内に約束した仕様で作る必要があり残業で解決する傾向にあります。

そのため、SEがブラック環境が多いと言われているのは中小のソフトウェアハウスが多いためと言えるでしょう。

特に開発力などの競争力がないブラックSE企業では安い案件短納期の案件を受けがちです。

その結果、毎日終電まで残業をしたり土日出社で常に残業が発生するブラックな労働環境となります。

請負開発といったリスクが取れない企業は派遣SEという業態を取っているため、これもまたブラックな環境になりがちと言えるでしょう。

零細企業は取れる仕事はなんでも取ってきてSEを送り込む傾向があります。

このようにSEがブラックと呼ばれている理由は二次請け、三次請けといったITゼネコンの構造が強く関係しています。

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SEブラック企業の見分け方のコツ11個

ブラック企業には特有の特徴があるため、ある程度は見分けることが可能です。

これに当てはまれば必ずブラックというわけではありませんが、可能性が高くなります。

完全週休二日制でないSE企業はブラック

システムの請負開発を中心にしているSIerであれば完全週休二日制が基本であるため、そうでない企業はブラックであることを疑われます。

24時間365日の稼働監視業務など、SES的な業務がメインで夜勤や土日出社もありえるためです。

IT業界は基本的に多くの企業が週休二日制を採用しており、なにか特殊な事情がない限り週休二日制でない場合にはブラックであることを疑うべきでしょう。

ホームページの更新がされていないSE企業はブラック

ホームページの更新がされていないSIerはブラックの可能性が高まります。

なぜならITエンジニアであるSEは人材不足で、各社採用に力をいれており企業の顔であるホームページが更新されていない場合は優秀なSEを採用するつもりがないと考えることができるためです。

デザインが古かったりスマホ対応されていない企業もあるほどです。

離職率が低くかつ企業規模が拡大していない企業の可能性もありますが、一般的にはSEの確保苦労している中でホームページの更新が滞っているのは危険なシグナルです。

退職後の人物がホームページに掲載されし続けているSE企業はブラック

退職した社員がホームページに掲載され続けているSE企業もブラックの可能性があります。

まるでたくさんの社員が在籍していると見せかけるためにあえて情報を残しているということもありますので注意が必要です。

通常、辞めた社員はホームページなどの公開情報には載り続けることは少ないです。

しかしブラック企業では半年も経たずに人が辞めていくため、掲載し続ける社員が少なくホームページの更新の手間もかかるため掲載され続けます

面接や内定後の面談などで、ホームページに掲載されている社員について聞いてみましょう。

すでに在籍をしていないと回答された場合はブラック企業である可能性が高いでしょう。

金融・ゲーム・医療業界は過酷でブラックの傾向がある

金融業界やゲーム業界、医療系の業界は過剰品質やタイトプロジェクトの傾向でブラックな職場となりがちです。

金融系は超巨大プロジェクト、ゲーム系は超短期プロジェクト、医療系では人の健康に直結するため不具合のインパクトが大きすぎます。

いわゆる「デスマーチ」になりやすいのです。

もし、これらの業界に特化した企業の場合は注意が必要でしょう。

圧迫面接・詰める質問をするSE企業はブラック

SE企業の面接で圧迫面接をする、なぜか初対面で詰めてくるような企業は危険です。

圧迫面接は耐ストレス性の有無を見るといった場合に使われますが、開発現場が中心のSEでは圧迫面接による適性をチェックする必要性はありません

単に、面接官の性格という一面もありますが、それを放置している企業風土の問題とも考えられます。

将来的に職場環境、働き方に問題を引き起こす可能性は大きいでしょう。

面接で非合理的な対応をされるSE企業はブラックと考えて良いでしょう。

毎晩夜22時以降もオフィスの明かりがついているSE企業はブラック

SEは残業の多い仕事であるため、残業が少なかったとしても月20時間程度の残業は発生するでしょう。

しかし、1日4時間以上の残業がある企業はブラック企業の可能性が高くなります。

毎晩22時以降もオフィスが明るい場合は、長時間残業が定着した企業と考えられるためブラック企業でないか気をつけてください。

深夜にタクシーが並ぶSE企業はブラック

深夜作業が多いブラックSE企業の場合、オフィスの前にタクシーが縦列して待っているケースがあります。

23時以降にオフィス前に行き、タクシーが待機している場合は定常的に深夜残業が多い企業である可能性が高いです。

事前に判断できるため、23時以降に気になる企業の前にタクシーが待機していないか確認してみましょう。

残業代がつかないSE企業はブラック

残業代がつかない企業はブラック企業の可能性があります。

残業がコントロールしづらい下請け企業でみなし残業が設定されている場合も危険です。

なぜなら、どれだけ働いてもサービス残業になる場合、給与が安いだけでなく企業は安い金額で受注してくる可能性があるためです。

つまり、安い金額でシステム開発を受注し、サービス残業でなんとか納品するようなプロジェクト運営がされている可能性があるということです。

この場合、疲弊するだけになってしまいます。

残業代が支給されるかどうかをブラック企業であるかの見極めの1つとして判断しましょう。

未経験者を大量に中途採用しているSE企業はブラック

未経験者を大量に中途採用しているのはブラックの可能性があります。

ブラック企業は社員が定着しないのでとにかく人を集めたい、そのためには未経験者でも積極的に採用します。

未経験を大量に採用するのであれば研修制度がある程度整っている必要がありますが、ブラック企業はとりあえず現場で覚えろというスタンスを取る傾向があります。

ただし、新卒採用はブラックとは限りません。

教育カリキュラムがあり、会社に定着しているのであればホワイト企業でしょう。

逆に育たない社員を使い捨てる企業は定着しません。

面接で「新卒が1年後に在籍している割合はどれくらいですか?」と聞いてみましょう。

8割以下の場合は要注意です。

また社員数に対して2割以上の未経験者を採用している企業もブラックでしょう。

会議室が汚いSE企業はブラック

ブラックな企業を見分ける指標となるのが会議室です。

会議室が汚い企業はブラックな可能性があります。

ブラック企業の社員は、トップダウンの傾向が強いため、気配りの至らなさが随所に見られます。

会議室やお手洗い、受付周りなどにゴミや汚れがある場合は気をつけてください

配線やホワイトボードの位置がぐちゃぐちゃなど随所で「気配りの無さ」が出ています。

社員の挨拶がないSE企業もブラックの可能性がある

面接で転職先企業に行くと、社員の方とすれ違うことがあるかもしれません。

そのときに、できる限り挨拶をしてみましょう

あきらかに「不慣れな」感じの場合は危険信号です。

社員同士のコミュニケーションがうまくいっている会社は社外の人にもオープンな風土となっていることが多いです。

3次請けの案件が多いSE企業はブラックの危険性が高まる

SE業界はITゼネコンによる多重下請け構造となっています。

特に3次請けとなると、裁量権は少なく決められた内容を決められて時間までに作るだけの仕事となり調整の余地は極度に少なくなります。

1次請けや2次受けが20%ほど取っていくため、単価も安く給料もその分、低くなります。

ストレスフルな仕事を組織の歯車としてこなすにはブラックに感じるとこもあるでしょう。

ブラックなSE企業を避けて転職する方法

ブラック企業を避けてホワイト企業に入るにはどうすれば良いでしょうか。

それはなるべく大手、理念や理想が高くしっかりしている企業に就職することです。

とにかく安定を求めるなら大手SE企業に入ること!

大手というのはガバナンスがしっかりしていて福利厚生や給与も良く、人が集まるだけの理由があります。

また、上場企業ともなれば下手なことができないため、ブラック企業になる可能性が非常に低くなります。

とはいえ、いきなり大手SIerを目指すことができれば苦労しないでしょう。

そのため、大手を狙うのが難しければステップアップで大手を目指しましょう。

まずは中堅企業で経験・実績を積み転職で大手SE企業を狙うのが有効です。

求人情報だけで判断せず経営理念や社風もチェックする

もし中小企業を選ぶ場合は求人票に記載されている年収や勤務地、勤務時間、福利厚生だけで判断すると、ブラック企業か否かが判断できません。

必ず経営理念や社風も合わせてチェックしましょう。

特に中小企業では社長の考え方が直接社風に現れているケースがあり、相性の重要度が増します。

社長の考えや経営理念に共感でき、その理念が社内で体現されていると感じることができれば、心置きなく力を発揮できる企業といえます。

経営理念や社風のチェックにあたっては、ホームページやSNS、企業の口コミサイトを確認しましょう。

社長や社員がSNSでポジティブな発信をしている。高い理想や一貫性のある仕事感があるのは良いシグナルといえます。

夢や高い理想を持っている人間というのは発言も行動もポジティブなことが多いため、見ている側も引き込まれる「吸引力」を持っています

また転職エージェントの利用も必須です。

マイナビIT AGENTのような転職エージェントでは、転職者を見てきているため企業の裏側をよく把握しています。

必ず、担当者に「この企業の評判はどうですか?」と確認し、事前にブラック企業でないか判別できるようにしておきましょう。

「ホワイト企業認定」で安心入社

ホワイト企業を探すのであれば「ホワイト企業認定」をチェックするのもおすすめです。

これは第三者機関によって一定の基準を満たした企業だけが「認定」を受けます

ワークライフバランスや子育て支援といった最近注目されている項目をはじめ6つの項目で企業価値を評価します。

自分が働きたくなるような企業がたくさん見つかるはずです。

プログラミング言語だけで企業を案内する転職エージェントは避ける

転職エージェントはたくさんありますが、プログラミング言語だけで企業を紹介しているエージェントは避けましょう。

プログラミング言語だけでマッチングしているということは、人と企業、お互いのニーズを見ていない可能性が高く、両社がうまくマッチングするのは難しくなります。

自分がどのような会社で働きたいのか、希望する職場の雰囲気、プロジェクトの進め方など詳細な希望を汲み取り、企業を紹介してくれるエージェントを選ぶようにしたほうが後悔のない転職がしやすいです。

まとめ

自分の完璧に理想の職場で働くことはなかなか難しいですが、世の中には社員のことをよく考えて環境を整えている企業はたくさんあります

就職活動の際にはブラック企業の特徴をしっかり確認しながら企業をチェックしてみてください。

「この企業なら働いてみたい」というホワイト企業を見つけて自分の能力を存分に発揮できることを祈っています。

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求人量を確保するためにも複数登録することが成功のポイントです。

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