現在、あなたはどのような業界で働いていますか?
さまざまある業界の中でWEB業界に興味を持ち、転職を考えたことはないでしょうか?
IT・WEB系といった形でよく目にするWEB業界ですが、詳しくわかっている人は意外に少ないのではないでしょうか。
WEB業界と聞くと個人向けのBtoCの業界ばかりだと思われがちですが、実は企業向けのBtoBの業界もあります。
そのため一言にWEB業界と言っても、メディアや広告など、さまざまな業界が存在するため、同じWEB業界でも全く異なる分野になります。
したがってWEB業界への転職を考える場合、WEB業界について詳しく知り、自分はWEB業界の中でもどのような分野に携わりたいのか考える必要があります。
今回はそんなWEB業界への転職を視野に入れている方のために、これだけは押さえておきたいWEB業界の基本をお教えします。
目次で流し読み
WEBは新聞、テレビに次ぐメディア
スマホを持っている人が多い昨今、以前に比べてWEBを閲覧する機会が増えていることは言うまでもありません。
昔は情報を入手する手段と言えば新聞が主流でした。それがだんだんテレビへと変わっていき、現在ではWEBから情報を得ている人が増えています。
例えばニュースや天気予報はどうでしょうか。
以前は家を出る前にニュースや天気予報をチェックするためにテレビをつける人が多かったと思いますが、移動途中の電車内でもWEB上でチェックできるようになり、テレビをつける必要がなくなったように思います。
また、テレビを見ながらでもスマホで天気予報をチェックしたり、ニュースサイトを見た経験がある人もいるのではないでしょうか。
そのため、テレビは情報を得るためのものから、娯楽として楽しむものへと変化し、欲しい情報はWEBを使って調べることが多くなってきています。
それに加えて、最近ではテレビ番組とWEBサイトが連動していたり、WEBは一部の人が使っていた時代から、新聞、テレビに次ぐ誰もが知っているメディアへと進化しています。
WEB業界は個人向けと企業向けで分けて考えてみよう
一言にWEB業界と言ってもその範囲はとても広く大きく次の2つに分けられます。
- 個人向け(BtoC)のWEB業界
- 企業向け(BtoB)のWEB業界
それぞれどのような業界で、どのような業種があるのか簡単にご説明します。
BtoC(個人向け)のWEB業界
WEB業界と聞くと、まず想像するのが私たちの生活に身近なBtoCのWEB業界だと思います。
例として、次のような業種があります。
- WEBメディア
- ショッピングサイト(ECサイト)
- WEBサービス
それぞれ紹介していきます。
WEBメディア
Yahoo!ニュースやGunosyといったニュースサイトや、ライターが書いた記事を掲載しているサイトなど、調べたい単語を検索して調べると出てくるサイトのほとんどがWEBメディアです。
最近話題のキュレーションサイトと呼ばれるまとめサイトや、個人が書いているブログもWEBメディアの一部だと言えます。
ショッピングサイト(ECサイト)
楽天市場やAmazon、Yahoo!ショッピングといったWEB上でお買い物ができるサイトはもちろん、ニッセンやベルメゾンなどのカタログ通販サイトもショッピングサイトに分類されます。
最近では大手スーパーがネットショッピングを始めたり、実店舗がありながらネット上で商品やサービスを販売するECサイトはどんどん増えています。
WEBサービス
引越しの見積もりサービスや乗り換え案内など、暮らしが便利になるサービスを提供しているのがWEBサービスです。
さまざまなサービスがあり、あげたらキリがないぐらいたくさんあります。
例えばGmailやYahoo!メールといったフリーメールや、画像編集などのスマホのアプリ、ソーシャルゲームもWEBサービスの一部だと言えます。
BtoB(企業向け)のWEB業界
WEB業界と聞いても思いつかないことが多いBtoBのWEB業界ですが、先ほど紹介したBtoCのWEB業界が成り立つために、とても重要な役割を担っています。
例として次のようなものがあります。
- WEB広告
- ツールの販売・提供
- WEB制作
- インターネットセキュリティ
- 決済システム
- コンサルティング
順に紹介していきます。
WEB広告
みなさんが普段無料で見ているWEBサイトやWEBサービスは、WEB広告による収入で運営されていることがほとんどです。
画像で表示されているバナー広告や、SNSのタイムラインに動画を埋め込むインフィード広告などがWEB広告です。
その人が興味を持ちそうな広告を予測して表示させたりするアドテクノロジーも日々進歩しており、WEBメディアが増えるにつれて需要も大きくなっています。
ツールの販売・提供
WEBサイトのPV数などを測定するアクセス解析や、メルマガ配信に使われるメール配信システムといった企業向けのツールを開発します。
最近では個人でWEBサイトやブログを運営する人も増えてきているため、法人向けだけでなく個人向けにも開発されているツールが増えています。
WEB制作
WEBサイトなどを作るには専門知識が必要なため、自社で制作している会社ばかりではないため、企業から依頼を受けてWEBサイトやホームページなどを制作します。
インターネットセキュリティ
WEBを使う上で欠かせないのがセキュリティ対策です。
なりすましや個人情報流出をもたらす攻撃などからWEBサイトを守るサービスを提供している会社や、セキュリティリスクを診断して修正対応をしたりする会社がセキュリティ関連企業です。
決済システム
クレジットカード決済やキャリア決済、月額課金など、WEB上でのお金のやり取りに欠かせないのが決済システムです。
決済システムは銀行やクレジットカード会社などとお金のやり取りをする必要があるため、気軽に作ることができません。
そのため、決済システムを提供している専門の会社があり、ショッピングサイトなどでは決済代行会社の決済システムを利用して決済をしています。
コンサルティング
企業などのクライアントが抱える問題に対して、状態を分析して解決策を提案してくれるのがコンサルティング会社です。
スマホの普及により、WEBサイトが重要な立ち位置になってきているため、WEBコンサルタントが必要とされる場面は増えています。
例えば、お客様を増やすためにはどのようなWEBサイトにすれば良いか、ボタンの位置や画像の大きさなど、さまざまなことを分析して提案したり改善策を提示します。
WEB業界の今後
WEB業界には大まかに個人向けと企業向けがあり、さまざまな業種があるとおわかりいただけたと思います。
そんな幅広いWEB業界ですが、今後はどのようになるのか気になりますよね。
あくまでも筆者の予想ですが、スマホの普及によって、WEB業界は今後も伸び続けると思います。
「WEBは新聞、テレビに次ぐメディア」でご紹介した通り、主にWEBメディアから情報を得ている人が増えています。
最近では、YouTubeをはじめとする動画サイトや、NetflixやHuluといった動画配信サービスを利用すれば、いつでも動画を楽しむことができます。
また、通販サイトやネットスーパーを活用すれば、洋服や日用品だけでなく、生鮮食品ですらWEB上で購入できます。
このように、好きな時間に好きなものを楽しんだり、実店舗に行かなくても、家にいながら欲しいものを手に入れられるWEBは、これからもどんどん拡大していくと思います。
こういったBtoC業界が拡大すると、それを支えているBtoB業界も成長するため、WEB業界全体として成長することになります。
また、WEB業界はPCと知識さえ持っていればできるため、初期投資が少なく、参入しやすい業界であることも、拡大の後押しになっていると考えられます。
そしてWEB業界の成長に伴って、今後はどんどんWEBの知識を持った若い人が増えていくと思います。
さらにWEBは流行の変化が早いため、トレンドに敏感な若い人に有利な業界になっていくと予想されます。
したがって、WEB業界への転職を考える人は後回しにせず、できるだけ若いうちに転職することをおすすめします。
未経験でもチャレンジできる!WEB業界のリアル!
これまでWEB業界がどのような業界なのかご紹介してきました。
実際にWEB業界への転職を考えた場合、未経験でも大丈夫なのか、自分はWEB業界に合っているのかなど、さまざまなことが気になると思います。
そこで、未経験でも活躍できるのか、どのようなメリットとデメリットがあるのか、どのような人に向いているのかをご紹介したいと思います。
未経験でもWEB業界で活躍できる?
結論から言うと、未経験でも十分にWEB業界で活躍できます。
WEB業界は比較的新しく、急速に拡大している業界なため、全体的に人材不足の傾向にあり、未経験でも積極的に採用を行っている会社が多くあります。
そのため、20代であれば職種に関係なく未経験でも転職先は比較的豊富にあると思います。
しかしスキルがない分、給料は前職より安くなってしまう可能性があるので、一旦転職してスキルアップし、再びWEB業界内で転職するなど、キャリアプランを考えた上でWEB業界に転職すると良いでしょう。
WEB業界は若い人が多いので、30代になると未経験での転職が少し難しくなりますが、自分から学ぶ姿勢さえあれば、十分にチャンスはあります。
ディレクターやプランナーなど、社会人経験が役に立つ職種では、未経験でも活躍できる可能性は十分にあります。
エンジニアやクリエイターといった専門職は、技術的なスキルがあれば他業界からの転職でも歓迎されるため、30代でもあまり心配ないと思います。
しかし、WEB業界も技術も未経験で専門職に転職を目指す場合はかなり困難なため、プログラミングスクールに通うなど、技術的なスキルを身につけてから転職することをおすすめします。
どちらにしても、WEBの知識があった方が有利なので、自分で簡単なサイトやブログを作ったり運営したりしてWEBの知識を勉強しておくことをおすすめします。
WEB業界のメリット・デメリット
では次に、WEB業界で働くメリットとデメリットについてご紹介します。
WEB業界で働くメリット
WEB業界は基本的には実力主義なため、年齢に関係なく実力次第で給与が上がったり、責任者などの上のポジションに抜てきしてもらえたり、自分の努力次第で活躍できるのは大きなメリットだと思います。
また、WEBは実生活で触れる機会が多いため、仕事での知識が実生活で役に立つことが多いのもメリットの一つだと思います。
そしていずれは起業したいと思っている人であれば、WEB業界はパソコンがあれば仕事ができるため、店舗や機械などの設備が必要な業種に比べて初期費用が少なく、起業しやすいのもメリットの一つになります。
WEB業界で働くデメリット
WEB業界は若くてやる気に満ち溢れている人が多く、日々進化するWEB業界に対応しなければならないため忙しく、労働時間が長い傾向にあるのは大きなデメリットです。
また、WEB業界は比較的新しい業界であり、起業しやすい業界なため、ベンチャー企業が多く、昔からの大企業に比べて福利厚生などの制度が整っていない企業が多いのはデメリットの一つだと思います。
WEB業界に合う人・合わない人
メリットとデメリットがわかったところで、次はWEB業界に合う人はどのような人なのかをご紹介します。
WEB業界で働くメリットでご紹介した通り、WEB業界は基本的に年齢は関係なく、実力主義なため、若いうちから裁量権のある仕事をしたい人や、誰よりも早く成長して実績を残したい人など、仕事に対して上昇志向の強い人には非常に向いている業界です。
また、同じくメリットでご紹介した通り、比較的起業しやすい業界なため、いずれは起業したいと思っている人にも向いている業界です。
逆に、WEB業界は流行り廃れが激しいため、じっくり年月をかけてキャリアを積みたい人や、仕事に安定を求める人、定年まで同じ企業で働きたい人には向いていません。
WEB業界へ転職・転職するおすすめの方法
WEB業界のさまざまなことがわかり、転職しようと思った方に、WEB業界へ転職するおすすめの方法をご紹介したいと思います。
それは、転職のプロである転職エージェントを利用することです。
転職サイトに登録するのはもちろん良いことですが、転職エージェントを利用する方がさらに転職を有利に進められます。
なぜなら、転職エージェントは転職のプロであり、自分で転職サイトを調べただけでは得られない、さまざまな企業の情報を持っているからです。
その情報をもとに、あなたの希望条件に合った企業や職種を提案してくれます。
基本的には無料で登録できる転職エージェントばかりなので、利用することをおすすめします。
では早速、WEB業界に転職する場合におすすめの転職エージェントをご紹介したいと思います。
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まとめ
今回はWEB業界への転職を考えている方に向けて、WEB業界はどのような業界で今後はどうなっていくのか、未経験でも活躍できるのかなど、さまざまなことをご紹介しました。
WEB業界は大まかにはBtoCとBtoBに分けられることや、WEB業界で活躍する方法、WEB業界で働くメリットや向いている人などがおわかりいただけたと思います。
また、WEB業界は今後も拡大し続けるであろう業界であり、転職するには転職エージェントを活用するのがおすすめであることもお伝えしました。
広いWEB業界だからこそ、自分に合った業種や職種を見つけられる可能性は高くなります。
この記事を読んだあなたは、WEB業界に関する基礎知識は得られたはずです。
あとは転職エージェントに登録してプロに相談した上で、自分に合った業種や会社、職種を見つけて、ぜひ転職を成功させてください。