「Web系やめとけ。後悔するぞ」という意見がありますが、確かにその一面あります。
実は筆者はSIerからWeb系に転職した経験があり、デメリットを痛感した経験があるためです。
SIerより給料が低い企業もあり、薄利多売のビジネスが多いWeb系では給料となる利益が十分にでない、という内情がWeb系にありがちです。
ですが良い点もあります。Web系はオフィスがおしゃれで勤務時間も柔軟です。
この記事では、Web系やめとけと言われるデメリットとその回避策を紹介していきます。
後述しますが、もしWeb系に興味がある方は大手や業界No.1のWeb系企業の求人が集まるマイナビIT AGENTのような転職エージェントを利用してください。
大手や業界No1サービスを保有する企業ほど、デメリットを回避できるためです。
転職エージェントは完全無料で利用でき、相談にあたり必ず転職する必要はなく、かんたんに登録できます。
Web系は赤字企業でも共感しやすい企業理念やミッション、憧れやすいおしゃれな雰囲気がありますので、感覚で選ばないことが重要です。
Web系とは?仕事の特徴も合わせて解説
Web系とはメルカリやYahoo!を運営しているようなインターネットを活用した事業を運営する企業を指します。
創意工夫によって成長する企業が目立ち若手に人気の業界です。
最近では、月額課金性のSaaS企業も人気です。
特にBtoBと呼ばれる企業向けのWebツールを提供するSaaS企業が相次いで成功しています。
Web系はインターネットを活用したサービス提供が多いため、仕事にはWebエンジニアやWebマーケッター、営業、カスタマーサポートといった仕事が中心です。
職場は、服装や髪型が自由であったりフレックス制度やリモートワークを導入しており自由な働き方が特徴的です。
魅力的な職場環境を作り上げることで、若手の採用をしたいという思惑もあります。
そのためリモートワークやフレックス勤務などは名ばかりの制度であって、実際には運用されていないこともあるため注意しましょう。
Web系やめとけ後悔するぞと言われれている理由8つ
Web系がやめとけ言われる理由として「薄利多売のビジネスで給料が上がりづらい」「事業の安定性がないため固定費である給料を上げづらい」「向上心がないとWeb系ではついていけない」「40代〜60代のキャリアがない」「退職金がない」「キャリアを広げる幅が狭い」「社員のエンゲージメントが高すぎて離職後に縁が切れやすい」「フリーランスとして独立しづらい」「技術力がすごく高いわけでもない」というきつい理由があります。
この章ではWeb系はやめとけと言われる理由を紹介していきます。
薄利多売のビジネスで給料が上がりづらい
Web系はBtoCによる薄利多売のビジネスモデルが多く、大きく成長しない限り給料が上がりづらいためやめとけと言われています。
Web広告(リスティングやディスプレイ広告)を活用すればたくさんの人に利用してもらえるため、シェアNo1をとれば月間数億円という売上・利益もあります。
ですがWeb広告のシェア争いは非常に熾烈です。
「デジタルマーケティングが日本一得意」という気概の会社でなければ売上・利益は少ない事業となるでしょう。
給料の源泉である利益が少なければ給料も当然低くなります。
最近ではWebを利用した月額課金型のSaaSが流行っていますが、SaaS業界も薄利多売ビジネスであるため、No1シェアでなければやめておいた方が良いでしょう。
給料をしっかり上げたい方は利益がしっかり出ている企業を選びましょう。
そのためにも、メガベンチャーと呼ばれる大手Web系や業界No1サービスを保有するWeb系企業がおすすめです。
冒頭でもお伝えしましたが、Web系へ転職する場合は必ず企業の内部に精通して転職エージェントへの相談が必須です。
特に利益が多く出ている企業は大手転職エージェントを利用しています。
例えばマイナビIT AGENTであれば利益がしっかり出ている企業の求人が豊富で内情もよく把握しています。
Web系は薄利多売で給料が上がりづらいという点でやめとけと言われていることを認識した上で検討することが大切です。
事業の安定性がないため固定費である給料を上げづらい
Web系は事業の安定性がなく給与や雇用に不安定さがあるため、Web系やめとけと言われる理由となっています。
例えば、新型感染症で急激に売り上げを伸ばしたマクアケは、2021年に2億円の黒字でしたが2022年は8億円の赤字です。
参考:マクアケの2023年9月期、最終損益が8億9000万円の赤字 予想平均下回る
Web系はこのような不安定なビジネスモデルで給与を上げづらいという点からやめとけと言われる理由となっています。
向上心がないとWeb系ではついていけない
SI業界と違いWeb系では自発的な改善提案が求められます。
技術に対しても強い興味を持ち、情報収集を行うのはもちろんプライベートな時間でテスト的にプログラムを組む方が多くいます。
そのためプログラムや技術に興味のない方にはWeb系はついていけない辛い環境と言えるでしょう。
もし業務時間外や土日はプログラムから離れたいと思っている方はWeb系ではついていけないためやめておきましょう。
40代〜60代のキャリアがない
Web系企業はまだ創業間もない企業が多く、40代〜60代のエンジニアの一般的なキャリアがないためやめておけと言われる理由となります。
現状では40代〜60代のWeb系エンジニアは部長やマネージャーなど役職についている方が大半です。
ですが今後エンジニアが増え、40代〜60代になったときに限られた役職に就けるとは限りません。
メガベンチャーと呼ばれる上場大企業でもジェネラリストとスペシャリストくらしかなく、適性に合わせて職種を見直すタイミングは少ないでしょう。
ポジティブに捉えれば自分のキャリアは自分で切り開くというチャンスがあります。
ネガティブに捉えればキャリアの選択をせず惰性で年齢を重ねる可能性があり、将来キャリアに困るためやめておけと言われています。
退職金がない
Web系は中小企業・ベンチャーが大半で退職金制度がない企業が多いためやめておけと言われています。
そのため計画的に貯蓄をするしかありませんが、給料水準が低いWeb系では貯蓄も厳しいという現実となっています。
持ち株制度があったとしても流行り廃りが激しいWeb系企業の中で30年後も生き残っている保証はありません。
実際、筆者が努めていたWeb系企業の株価は3年程度で1/4になってしまいました。
このように将来の資産形成において退職金をあてにする方はWeb系はやめておいた方が良いでしょう。
キャリアを広げる幅が狭い
Web系に入社した場合はひたすら開発でシステム開発に集中させてもらえますが、裏を返せばシステム開発以外の仕事ができずに中年を迎えることになります。
システム開発以外のスキルや経験は広がらず、システム開発以外の仕事を担当できなくなりキャリアを広げる機会が少ないためWeb系はやめておけと言われています。
私が知っているエンジニアは電話対応の経験が少なく、苦手意識を持って出れないほどです。
「定年までプログラミングをしていたい!」という方は問題ないでしょうが、「さすがに60代になったら違う仕事をしていたい」と思う方はWeb系をやめておきましょう。
社員のエンゲージメントが高すぎて離職後に縁が切れやすい
Web系は企業理念やビジョンを浸透させたエンゲージメント経営を行っている企業が多くあります。
エンゲージメント経営を行うことによって、社員の退職率を抑制するだけでなく生産性や収益性も高まると考えられているからです。
そのため、Web系では従業員同士や経営層との相互信頼が高く一体感を持って働くことが可能でとても充実感がありますが、離職をすると裏切りのように捉えられ、縁が切れやすい点がWeb系の特徴です。
筆者自身も7年働き、古参メンバーでしたが退職と同時に多くの人との縁が切れたことを覚えています。
Web系でない一般企業の方が退職後も対等にお付き合いできる縁が残っているため、Web系やめておけと言われる理由の1つと言えます。
フリーランスとして独立しづらい
将来独立してシステム開発を受託して在宅作業したいと考える方は多いですが、Web系の方は受託開発に非常に苦労するでしょう。
受託開発するために必要な要件定義、見積、スケジューリング、品質コントロールといったスキルがWeb系では身につかないためです。
そのため、Web系のフリーランスは作業請負のような形で受注するのが一般的です。
つまり「月160時間働くから100万円を請求します」といったよう時間給のような契約です。
独立し、場所や時間に縛られた働き方をしたくない方はWeb系をやめておいた方が良いでしょう。
技術力がすごく高いわけでもない
憧れのWeb系に入っても最新技術ができるとは限りません。
筆者がメガベンチャーに入社して初めて担当したシステムはPHPのオレオレフレームワークを使い続けていました。しかもサーバーは1台構成。。
当然、オレオレフレームワークを使いこなすエンジニアが上長となるため最新技術が好きで入ったエンジニアにはストレスが溜まりやすいです。
ちなみに私の仕事はレガシーシステムのリニューアル担当でした。
このように技術力の高さに漠然とした憧れがある方はWeb系はやめておいた方が良いでしょう。
Webエンジニアが多すぎる
Webエンジニアが多すぎるためWeb系はやめておけと言われています。
Twitterなどを見るとWebエンジニアが増えすぎているのではないかと感じる方も多いでしょう。
私も2005年にITエンジニアとして就職する際に兄から、多すぎる職種からリストラされるから気をつけなさいとアドバイスをもらいました。
しかし実際は20年以上にわたりITエンジニアは不足しており、Webエンジニアはまだまだ必要とされています。
未経験であっても、一定のスキルを覚えることで業務未経験であっても採用されやすい傾向にあります。
そのため、Webエンジニアが多すぎるためWeb系はやめておけと言われていますが気にする必要はないと言えるでしょう。
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Web系へ転職した体験談
大手SIerからWeb系に転職した筆者は年収100万円ほど下げて転職し、退職金がない中で不安なりながら働いた覚えがあります。
ベンチャーであったため私よりも若い方が多く、家庭持ちにはキツかったことを覚えています。
そのため、若いうちに挑戦を多くしてなんとしてでも将来につなげるぞという気持ちにつながり大きく成長につながったと感じます。
7年ほどメガベンチャーに転職した結果、以下のような体験ができました。
- スピード感ある開発の吸収
- ビジネスモデルや集客に関するスキルアップや経験
- マネージャー経験による採用・育成
大手SIerでは絶対に経験できなかったことで、現在は独立開業しております。
Web系への転職は明確な目的がある方にはおすすめです。
Web系の求人選びで注意するポイント
Web系に就職・転職する前に気をつけたいポイントを紹介していきます。
特に求人選びのときに確認することで無駄な時間を費やすことなく回避できます。
もし、分からない場合はマイナビIT AGENTといった企業の内部や転職者に詳しいエージェントの利用も積極的に行いましょう。
業界No1となり大きく利益が出るWeb系企業を選ぶ
Web系は業界No1となり利益が豊富でないと給料が上がりにくい業界です。
そのため事業が業界No1となる戦略を確認しておきましょう。
バックアッププランも複数あるとなお良いでしょう。
社長の考え方を知っておく
Web系では中小企業が大半で、オーナー社長の考え方が社風として色濃く出ます。
そのため、自分の価値観と合わなければ常にストレスフルとなります。
例えば、飲み会の強制参加や体育会系のノリを求められたりなどは社風で決まってきます。
社長の考え方と自分の価値観が合うかチェックしておきましょう。
平均年齢や上長の年齢を確認しておく
30代の方や家庭持ちの方であれば平均年齢や冗長の年齢も確認しておきましょう。
もし応募企業の平均年齢が20代半ばと若い場合は、長時間残業をしていたり土日もイベントがあったりと家庭持ちの方にはきついでしょう。
家庭をかえりみず働くことになり、仕事でも家庭でも窮屈な思いをすることになります。
評価制度を確認しておく
Web系では成果評価を採用している企業が多い傾向です。
ですがWebエンジニアは直接的に売上を上げる役割でないことが多く、成果評価の捉え方が企業によって異なってきます。
そのため、どのような貢献が評価されるのかを事前に確認をしておきましょう。
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実務経験があるなら転職エージェントで紹介してもらう
エンジニアとしての実務経験があるなら転職エージェントに相談し、Web系求人を紹介してもらいましょう
転職活動は自分の市場価値を知ること、そしていかに情報を集めるかがカギになります。
そのため一人で転職活動を行うよりも様々な仕事の情報を知る転職のプロに相談したほうが効率が格段に上がります。
おすすめはマイナビIT AGENTです。
大手のマイナビが運営するIT専門に特化した転職エージェントです。
優良企業の求人が多く、エージェントの提案も良いということで一番利用されています。
特にエンジニア経験者におすすめで、実績を考慮してあなたに合った求人を探してくれます。
ただし、優良求人は人気ですので、いち早く相談しましょう。
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未経験からWebエンジニアにはなれない
未経験からWeb系企業のエンジニアになることは不可能でしょう。
Web系は少数精鋭でプロダクト開発をするため、未経験者はついていけないためです。
ただし、方法はあります。
まずはプログラミングスクールに通い、最低限のスキルを習得してSI業界のプログラマーとして開発実績をつけてください。
3年ほど経験を積めばWeb系のエンジニアとして転職は可能となってくるでしょう。
具体的なキャリア相談はプログラミングスクールの無料カウンセリングですることができます。
自分にもできるかといった不安や年齢など、さまざまなことを個別に聞くことができ事例を教えてもらえます。
ちなみにプログラミングスクールは転職保証のあるDMM WEBCAMPがおすすめです。
万が一転職できなくても全額返金保証付きなので、最小限のリスクで挑戦できます。
不安な方は相談もできますので、まずは無料カウンセリングだけでも受けてみましょう。
>DMM WEBCAMPに登録し、無料カウンセリングを受ける
まとめ
今回は「Web系やめとけ」というテーマで紹介いたしました。
最大の理由は、
- お金
- キャリア
です。
給料は低めで退職金はありません。
キャリア形成も自発的に進めなければ年齢とともにジリ貧となります。
「20代・30代で誇れる成果・実績が出し、次のステップに挑戦したい」という方がWeb系に向いていると筆者は考えています。
ぜひ参考にしてください。
Web系についてもっと知りたい方は「SIerからWEB系に転職して7年経ったので比較してみた」にも詳しく経験を紹介していますのでぜひご一読ください。
SIerとの比較で紹介していますので分かりやすいと思います。
よくある質問と回答
Web系やめとけと言われる理由は?
Web系をやめとけと言われるには以下のような理由があります。
- 薄利多売のビジネスモデルなため給料が上がりづらい
- 事業の安定性がない
- 向上心がなければスキルやノウハウが身に付かない
- 40代~60代のキャリアがない
他にも理由はいくつかありますので、さらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
Web系に未経験で転職するには?
Web系に未経験で転職するにはプログラミングの技術を身に付けておいた方が良いです。
業務が未経験でも、ポートフォリオを作成して実践的なプログラミングスキルを示せば内定率は上がります。
ただし、独学は挫折しやすく難しい傾向にあるため、本気でプログラミングを学びたいのであればスクールに通うことをおすすめします。
Web系とSIerのどっちがおすすめ?
Web系とSIerのどちらがいいかは、その人の適性によります。
もし、若いときに挑戦したい方はWeb系がいいでしょう。
将来性を重視し、安定を望む方はSIerがおすすめです。
いづれにしても企業選びにあたっては大手を選ぶことをおすすめします。
Web系エンジニアのデメリットはなに?
Web系エンジニアのデメリットは、体系だった開発手法を得られない点です。
Web系のエンジニアは場当たり的な開発が多く3ヶ月以上の開発規模に対して開発見積りやスケジュール計画が作れない傾向にあります。
品質も計画的に作りこめません。
そのため受託開発が苦手であり、システム開発を請け負うようなビジネスモデルの独立もできないでしょう。
また、エンジニア以外のキャリアの選択肢がない点もデメリットとえいます。SIerでは、プロジェクトマネージャーや営業といった違うキャリアもあります。
Web業界はやめといた方がいいのでしょうか?
Web業界は本記事で取り扱ったWeb系とは別の業界となりますが、ホームページ制作事業が中心のWeb業界もWebデザイナーが多すぎ問題で薄利多売化しており、やめとけと言われることがあります。
また短納期の仕事も多く、残業で疲弊している制作会社も見受けられます。
詳細はWebデザイナーはやめとけと言われる理由も確認してください。
ITエンジニアを目指したいけど、不安であったり迷いがある方も多いと思います。
ITエンジニアのキャリア相談室では個別にキャリア相談に応じています。
質問・疑問・不安がある方はいつでも気軽にどうぞ。

私もITエンジニアにキャリアチェンジする時、
たくさん悩みました。
気軽にご相談ください^^