「大学を辞めたいけど、本当に大丈夫かな?」
「大学中退したあとの就職先をどう探せばよいか分からない」
と、「中退すべきかどうか?」「中退した後の就職先探し」に悩む方が非常に多くいます。
実際、文部科学省が平成26年に発表したデータによると、約8万人いる結果となっており、理由の多くは
- 「経済的理由」
- 「学業不振」
- 「興味の変化」
となっています。
実際、日本では「新卒採用」が就職の中心であるため、大学中退が必ずしもおすすめできるとは言えません。
一方で、IT企業を中心に大学中退者が活躍していますし、実力主義で評価もしてもらえます。
そこでこの記事では
- 大学中退をする前に知っておくべき情報
- 就職先の職種・業種の選び方
- 求人選びのポイント
- 具体的な就職サポートしてもらえる相談先・サービス
を紹介していきます。
一番最悪なケースは場当たり的に進めることです。
成功するためには
- 正しい情報
- 正しい行動
- 継続的な行動
です。
この記事は10分あれば読めますので必ず必要な情報を吸収してより良い就職をしてください。
【就職できるか不安な方は必ず読んでください】
「大学を中退してしまった。こんな私でも就職できるのかな」
「大学を中退しなければいけなくなった。これから不安で仕方ない」
大学中退だと社会からの印象も悪く就職できないかもと絶望したくなりますよね。
結論から申し上げますと、大学を中退しても就職することは充分に可能です。
大学中退者はまだ若いため、将来性を見込んで採用してくれる企業が多く存在するためです。
具体的には転職エージェントに相談し未経験可な仕事を紹介してもらうことをおすすめします。
例えばハタラクティブというエージェントがあります。
ハタラクティブは未経験可の求人を中心に幅広い職種の求人を取り揃えています。
また、就職が不安な方でも相談から就職成功まで無料で手厚くサポートしてくれるので安心です。
就職は若ければ若いほどチャンスです。
一番若い「今」を逃さず一歩踏み出してみませんか。
目次で流し読み
大学中退からの就職で知っておくべき重要なポイント
結論から言いますと、大学中退でも就職はできます。
重要なポイントとして、大学中退してから就職までの期間が短ければ短いほど良いです。
ここのブランク期間が長ければ長いほど、面接官の目にも留まりやすいので、明確な説明が必要になってきます。
また、必ず聞かれるのが「なぜ中退したのか」「中退して正解だったのか」などです。
中退までに至った経緯は人それぞれですので、「中退」という負のイメージを払拭できる説明を考えておきましょう。
「大学を中退してしまうと就職に不利になるのか?」と考える方は多いかと思います。
ここからは大学中退から就職までの実態を解説していきたいと思います。
ポイント1:「就職できない」はウソ。大学中退でも就職しやすい
先ほども簡単に触れましたが、大学中退であろうが就職はできます。
「なぜ中退したのか?」と「今後(将来)の展望」が非常に重要になってきます。
基本的には最終学歴の高卒扱いで採用されます。
しかし、専攻していた学部によっては就職先でも即戦力として活かせる場合があります。
大学に進学できる学力も、実は採用をしていく上では有利に働くメリットの一つとなります。
大学中退者の中で、就職した方の割合は26.4%となっています。
引用:大学等中退者の就労と意識に関する研究|独立行政法人 労働政策・研修機構
しかし、現在の超売り手市場の後押しもあって、選り好みしなければ大学中退でも選択の幅は広いと言えます。
続いては皆さんが悩みがちである、就職先の「選び方」についてご紹介していきたいと思います。
ポイント2:大学中退の就職は就職先選びが「超」重要!将来のキャリアに困らない選択をしよう
大学中退の就職は、就職先選びで将来に大きに影響がでる肝に銘じておきましょう。
大学中退といっても20代はポテンシャル採用として、「若さ」「やる気」を一番の強みとしてアピールできます。
ただし、20代という大切な時期を無駄に過ごしてしまうのは得策とは言えません。
30代以降のキャリアプランを見据えて就職先選びが重要です。
自分が「どんな業種で」「どんな職業で」ステップアップしていきたいのか思い描いておきましょう。
なんとなく入社した業界でスキルも身につけず、取柄もないまま30代を迎えたとします。
その場合、いざ転職となったときに自分自身の市場価値の低さに気づかされます。
大学中退から「一番初め」の就職先選びがとても大切ですので慎重に検討しましょう。
とても大切な就職先選びですが、どこでもよい訳ではありません。
必ず「正社員」にこだわりましょう。
ポイント3:正社員に、こだわれ!
就職活動がなかなかうまくいかなくても将来を見据えて「正社員」にこだわりましょう。
正社員より敷居の低い非正規雇用の派遣社員などを選択したくなるかもしれませんが得策ではありません。
なぜなら派遣社員などの期間従業員は働く「期間」が限定されているからです。
スポット従業員という意味合いが非常に強く、正社員登用の道は険しいからです。
企業の業績次第などでは契約更新さえ見送られることも懸念されます。
また、期間限定ということもあり、作業のレパートリーも単純作業などがメイン業務となります。
仮に長期で働けたとしても経験やスキルも身につきづらい環境だと言えるでしょう。
20代はとにかく経験を積むことが将来の財産となりますので、とことん正社員にこだわりましょう。
若いからこそ「稼ぎたい!」という気持ちも大切です。
そんな熱意に応えてくれる企業選びをご紹介いたします。
大学中退からの就職で知って起きたいポイントまとめ
- ポイント1:大学中退でも就職は可能であり、専攻した学部によっては即戦力になりうる
- ポイント2:就職先選びが超重要でなため、将来のキャリアを見据えて選択するべき
- ポイント3:派遣などで働くのではなく、正社員にとことんこだわるべき
コラム:給料重視するなら実力評価される企業の方が若く昇給しやすい
「大学での経験を少しでも活かしたい」
「実力を正当に評価して欲しい」
と思っている方は能力主義を取り入れている企業選びを心がけましょう。
基本給とは別に、スキルや実績に応じてインセンティブが支給される企業がおすすめです。
そこで努力すれば、実力次第では大卒入社組を追い抜くことさえ可能になります。
完全な年功序列の企業ですと、中途入社扱いになってしまい、大卒入社者より下位職位からスタートとなります。
少しでも自分の実力を試したい方は、求人欄の「給与」にインセンティブ支給があるかチェックしておきましょう。
また、能力主義の企業であれば必ず社員のモデル年収やキャリアプランが掲載されているはずです。
こちらの確認も忘れずに行いましょう。
ちなみに年功序列の企業は1980年以前からある大手企業や銀行などの社会インフラに近い安定した企業に多いです。
大学中退で頭に入れておきたいポイントをご紹介してきましたが、更に踏み込んで「転職先選び」を解説していきます。
失敗しない!大学中退で就職先選びの具体的な3つのポイント
ここからはより具体的な「大学中退での就職先選び」をアドバイスしていきたいと思います。
予備知識のないまま就職活動をしても、何から手をつけて良いのか分からず、時間と労力の無駄になってしまいます。
いざ採用までたどりついたとしても、「本当にやりたい仕事だったのか?」
「すぐに辞めてしまわないか?」など後々後悔してしまうケースも想定されます。
20代の大切な時期を無駄にしないためにも、
- 市場価値の高い業種を狙うこと
- 一生困らないスキルを身につけること
- やりたいことを突き進むこと
の大きく分けて3つの具体的なポイントを解説していきたいと思います。
ポイントは成長産業!市場価値の高い業種を抑えよう
転職先は成長産業を選ぶことが成功法です。
逆にただの憧れで就職先を選ぶと思わぬ苦労をすることになります。
少子高齢化などに逆らって成長産業でない斜陽産業は採用されにくい傾向にあります。
入社した後も昇給やボーナスが少なかったり、転職時に転職先がなかったりと長期に分かって苦労します。
必ず成長産業を選びましょう。
大学中退でも十分に力を発揮できる業種を以下にまとめました。
狙い目!おすすめの業種3選
深刻な人手不足な今の世の中ですが、専門性をもった業種は喉から手が出るほど企業側は欲しがっています。
特に若い人材の確保が喫緊の課題と考えている企業が多く、今回の記事であれば大学中退の方々も当てはまります。
闇雲に就職活動をせず、世の中の流れの「その先」を素早く読み取り、成長性・将来性のある業種を選びましょう。
若いうちに必要とされる人材として成長できれば、いざ転職するときも非常に強みとなるのです。
そんな将来を担う、20代の皆様におすすめしたい業種を3つご紹介いたします。
・おすすめ1:IT・通信
IT業界では2020年問題と言われているくらい深刻な人手不足となっています。
人工知能(AI)やIOT、ビックデータなど最先端のIT技術を中心に業界のニーズは高まっています。
ですので、若いエンジニアは今後も重宝される存在となることが予想されます。
今後も成長していく業種なだけに国からの技術面のサポートも手厚くなっています。
例えば、経済産業省と厚生労働省が立ち上げた「Reスキル講座」という最先端の技術学習があるほどです。
国が後押しする制度も始動していますので注目です。
・おすすめ2:メーカー
おすすめ1のIT業界とリンクするのが、半導体などを扱う素材メーカーのニーズの高さです。
- スマホなどの普及
- 電気自動車に搭載されるコンデンサー
- 次世代ディスプレーに使用される有機EL向けフィルム
などの需要が高騰し、世界規模で今後も成長の見込める業種となります。
そんな業績好調なメーカーであれば、未経験な業界であっても
- 品質管理
- 製品評価
- 解析
- 化学の知識
など応用できるスキルがあれば活かせますので見逃せません。
・おすすめ3:金融
金融業界は大きく分けて「銀行」「証券」「保険」の3つに分類できます。
昔から安定思考の学生から人気の業界です。
高い給与水準、充実した福利厚生や金融に関する知識が身につくことがこの業界のメリットと言えます。
これまでデメリットと言われてきた「業務多忙」「気力のいる仕事」というイメージが業界全体にありました。
しかし、近年の金融業界では業務生産効率向上のために「AI」の分野を取り入れ始めています。
これまで「人」に頼っていた業務を代替えする動きが出てきているのです。
長時間労働、人手不足などの悩みはAIの登場で解決に向かっていると言えるでしょう。
これまで将来性のある業種をご紹介してきました。
ここからは「手に職」つけて自らの付加価値を上げてく必要性を解説していきます。
スキルを身につけて一生困らないキャリアを選ぼう!
職種別求人倍率を見ても昨年の同じ時期と比べ、すべての業種で上昇しております。
売り手市場の傾向の中でも、特に上昇率の大きい職種を中心におすすめしていきたいと思います。
「手に職」つけて安定したキャリアプランを形成していきましょう。
特に見逃せない職種は以下の通りとなります。
狙い目!おすすめの職種3選
ここからはおすすめしたい職種を3つご紹介していきたいと思います。
おすすめの理由としては、「将来性がある」「転職時にも困らないスキル」を軸に厳選いたしました。
今後も需要のある職種、AIなどの人工知能ではまだまだ代替えの出来ない職種ですので見逃せません。
おすすめ1:ITエンジニア・WEBデザイナー
今まさに時代の最先端を行くITエンジニアやWEBデザイナーの需要が高まっています。
システムエンジニア(SE)、プログラマーなど一口にITエンジニアといっても内容は様々です。
ソフトウェアやスマホアプリの開発、プログラミング言語と仕事は多岐に渡ります。
現在の傾向として、IOTやAIといった技術を採用する企業も増えてきています。
つまり、スキルを身に付けてしまえば喉から手が出るほど欲しがる人材になり得るのです。
デザインなど美的センスのある方にはWEBデザイナーもおすすめです。
HTMLやCSSなどプログラミング言語の知識に加え、見やすいデザインやレイアウトでWEBサイトを作ることが可能になります。
IT分野では将来的にフリーランスのように個人事業主として働くことができる魅力もあります。
ちなみに、最短でITエンジニアになるにはプログラミングスクールに通うことが一番です。
独学よりも教えてもらった方が圧倒的に早くなれます。
いまなら「転職保証付」のDMM WEBCAMP COMMITがおすすめです。
3ヶ月程度で受講が完了します。人生を大きく変えたい方はぜひ無料相談に行くことをおすすめします。
おすすめ2:営業系
営業職は大きく分けて個人営業と法人営業の二つに分けられます。
同じ職種でも営業スタイルの違いで働き方がガラッと変わります。
法人営業では企業を対象に商品を販売し、金額の大きな機器や設備などを扱うことが多いです。
そのため、責任の重い仕事ですが目に見えて達成感を得ることができます。
一方、個人営業の場合は、ユーザーなどの個人を対象に行うもので、車の販売や不動産の販売などが該当します。
一件の単価は法人営業より劣るかもしれません。
しかし、対象が個人ということもあり、ノルマなどもあるため忍耐力が必要な仕事になります。
法人営業と違い、インセンティブなどを設定している企業が多く、頑張り次第では20代にして1,000万円プレイヤーも狙えます。
営業系は未経験採用を行っている場合が多いので、比較的探しやすい職種と言えます。
おすすめ3:建築土木
「職人」と言えば大工さんなどの建築関係を思い浮かべるのではないでしょうか?
現場作業がメインで「きつい」「危ない」など体力がものをいう仕事のイメージがあるかと思います。
しかし、実際は図面を読み取って緻密な作業が求められる、非常に頭も使う仕事なのです。
効率よく、無理・無駄のない作業が求められる、まさに職人の仕事と言えるでしょう。
AIやIOTの分野ではまだまだ人間に代わってカバーしきれない部分が多い職種です。
つまり、将来性や安定性のある業界と言えるのです。
技術を身につけてしまえば個人事業主として開業できるのも魅力の一つです。
続いては「やりたいことがある」方を中心に、どのような道を歩むべきか、アドバイスしていきます。
「やりたいこと」も大切!好きな仕事で急成長しよう!
ここまでおすすめの業種や職種をご紹介してきましたが、「やりたいこと」も大切です。
興味のない職業を選ぶと勉強意欲もでず、キャリアイメージもあいまいになってしまいます。
逆に興味ある職業を選べば毎日が楽しく、成長も実感でき、スキル・経験も身につくという良いスパイラルができます。
そのため「やりたいこと」も大切にしましょう。
大切なのは
- 成長産業を選ぶ
- スキルを身につける
- 自分自身の「やりたいこと」
のバランスを取ることです。
すぐに答えがでるものではありません。
この記事をブックマークしてしっかりと自己分析をしてください。
コツは時間を作って、メモ帳に興味ある業種・職種を書き出すことです。
また行き詰まったら、転職エージェントに相談することも非常に有効です。
しゃべることで考えがまとまったり、思わぬアドバイスがもらえるためです。
大学中退者の就職先選びの具体的なポイントまとめ
- 斜陽産業でなく市場価値の高い成長している業界を選ぶ
- スキルが得られる一生困らないキャリアを選ぶ
- 自信の「やりたいこと」を大切にし、好きな仕事を選ぶ
結婚・育児も考えた女性におすすめの就職パターン
女性の方はキャリアプランとともに人生設計も考えておくことをおすすめします。
人生の一大イベントである、結婚・出産を何歳くらいを目安に考えているかというのがポイントとなります。
あくまで予定ではありますが、ご自身が目指す目標によって就職するパターンが変わってきます。
大きく分けて3つほどご紹介したいと思います。
パターン1:福利厚生が充実した大手企業を選び勤め上げる
大手企業であれば、「育児休業制度」「フレックス勤務制度」など子育てをしながら働き続けられる環境が整っています。
特に子供がまだ小さいうちは時短勤務などが非常に便利です。
保育園の送迎のために勤務時間を短縮したりすることもできるのます。
規模の大きい企業であれば同じような境遇の方も多い傾向にあります。
そのため職場の理解度も浸透していることから、制度の利用のしやすさも大きなメリットとなります。
長い目で勤務を考えるようであれば、福利厚生の充実した企業選びはとても大切になってきます。
パターン2:地方でも求人が多い職種を選び仕事に困らないキャリアを選ぶ
「地方の勤務だから首都圏のように大企業があまりない」
と思っている方におすすめしたいのが、汎用の利くスキルを磨くことです。
例えば、接客スキルやコミュニケーション能力が高ければ販売や営業などのサービス系で活かすことができます。
パソコンのスキルや簿記などの資格があれば、総務や経理担当として事務系の職種で力を発揮することができるのです。
例に挙げたように販売での経験やパソコンのスキルはどこの企業でも重宝されます。
そのスキルを活かし活躍できる、ニーズの多い職種、求人を選びましょう。
パターン3:ベンチャーに就職し若いうちにスキルとマネジメントの両方を習得する
大手企業とは真逆の考え方になりますが、成長著しいベンチャー企業に若いうちから身をおくことも一つの手です。
20代の早い段階から仕事の裁量がききやすい企業に身を置くことで、自分も会社と共に急成長していくことができます。
複数の仕事を掛け持ちし、若くして責任の大きい仕事を任せてもらえるのはベンチャー企業ならではと言えます。
20代でマネジメント経験を積むことができれば、職場復帰する際に即戦力としてアピールできる材料にもなります。
ここまで、おすすめの職種や仕事選びについて解説してきました。
つい無駄にしてしまう人が多い大切な20代の過ごし方を以下のコラムでご紹介したいと思います。
結婚・育児も考えた女性におすすめの就職3パターンまとめ
- パターン1:福利厚生が充実した大手企業を選び勤め上げる
- パターン2:地方でも求人が多い職種を選び、仕事に困らないキャリアを選ぶ
- パターン3:ベンチャーに就職し、若いうちからスキルとマネジメント両方を習得する
コラム:資格取得は後回し!まずは現場で経験を積んだ方が有利
求職者の方の多くは「資格」の有無を重要視しているかと思いますが、20代では資格より「経験」がとても大事だと考えます。
確かに弁護士や税理士など資格がなければ就けない仕事も世の中にはあります。
しかし、仕事をしながら取得が可能ならば、まずは現場で仕事のノウハウを習得しましょう。
次では具体例を紹介いたします。
宅建や公認会計士などの士業を目指す人以外は不要。まずは現場で経験を積もう!
どうしても求職者が陥りやすいこととして、「まずは資格を取ろう」という考えです。
もちろん資格は大切ですし、一生なくならない財産にもなりますが、若いうちはとにかく現場で経験を積みましょう。
いくら資格をたくさん持っていても、経験がなければ実践ではあまり意味を成しません。
例えば英検を取得していても、英語で日常会話ができなければ仕事としては勤まりません。
この場合、英検の資格がなくても英語で日常会話ができる方のほうが重宝さるのです。
現場で学べる経験は、資格の勉強では得られない知識や技術が身につきます。
仕事をしていくうえで必要になる資格ももちろんあります。
例えば不動産関係であれば宅建、会計を専門分野として働くのであれば公認会計士が必要になってきます。
このような紙業を目指す方は資格取得が通過点になってきます。
しかし、それ以外の方は現場で「仕事のいろは」を学び、経験値を上げていきましょう。
続いて、転職活動で重要になってくる「求人選び」のポイントを解説していきます。
求人選びの重要なポイント
ここまでの解説の中で、求人選びのポイントとしては
- 今後成長する産業を狙うこと
- スキルを身につけて安定したキャリア形成をする
- 夢中になれる分野を仕事にする
などをご紹介してきましたが、求人選びの一番大事なポイントは「自分自身が成長できるか」です。
今後成長してく分野、重宝されるスキルなど、どれも仕事をしていく上ではとても大切なキーワードです。
しかし、自分自身が成長できなければ充実感や達成感を得ることは難しいと言えます。
好きなことであれば時間も忘れてしまいます。
やらされていると感じたら自身の成長はそこでストップしてしまいます。
今一度、自分の将来を見据えたキャリアプランを見つめ直してみましょう。
単純に仕事を選ぶと言っても、個々に重要視する部分は変わってきます。
ここからは大きく分けて2つに分類して進むべき道をご紹介いたします。
仕事が好きだ!そんな方は裁量権の高いベンチャーや中小企業がおすすめ
「好きな分野をとことん突き進みたい」
「複数のタスクを並行してこなしていきたい」
という方はベンチャー企業などの中小企業がおすすめです。
一代で起業したような会社であれば、業務分担の柔軟性が大企業と比べてあります。
ですので、「やりたい!」というやる気を汲んでくれることが多い傾向にあります。
結果、技術部門から営業職にキャリアチェンジすることも可能だったりします。
また、良くも悪くも「実力主義」な部分が強いのがベンチャー企業です。
実力次第では難しい案件を任せてもらえたり、若くしてチームのマネジメントを任されたりと、やりがいがあります。
向上心の高い方、自分自身を常に磨いていきたい方には非常にやりがいのある働き方となります。
仕事の仕方やスキルをつけたい!そんな方は大手企業で仕事の進め方を学ぼう
「特にやりたいことが定まっていない」
「自分には取り柄がない」
と思っている方は大企業に就職することをおすすめします。
配属後は座学で専門知識を学び、OJTで一から仕事の「やりかた」を覚えることができます。
必要に応じて資格取得も会社のバックアップの元行ってくれます。
個々の適正にあった指導が行えるのも、大手企業のマニュアル化された教育体制ならではと言えます。
大手企業で得られるスキルとして、
- 社会人としてのマナー
- Excel・Word・PowerPoint等パソコンの一般知識
- ビジネスメールの送り方
など幅広く身に付けることができます。
これらのスキルはどこの企業でも応用ができますので、必ず身につけておきましょう。
ここまでで就職先の選び方など、自分自身が進むべき方向性などが少しずつ分かってきたかと思います。
続いては「実際にどのように就職先を探せばよいのか?」の部分に触れていきたいと思います。
求人選びの重要なポイントまとめ
- 仕事が好きな方は裁量権の多いベンチャーや中小企業がおすすめ
- 仕事の仕方やスキルをつけたい方は大企業で仕事の進め方を学ぶ
大学の就職支援と就職サイトの両方を活用しよう
大学中退で就職する場合、「大学の就職支援」と「就職サイト」の2つをうまく活用していきましょう。
両方の強みをうまく活用することで、様々な視点から求人情報を得ることができるのです。
「そんなうまい話あるの?」
「求人情報が多すぎて分からない」
という方も専門のアドバイザーのアドバイスや、実際に就職に成功した方の経験談によく耳を傾けましょう。
まずは大学の就職支援などのキャリアセンターを利用するメリットを紹介いたします。
大学の就職支援のメリット
大学では低学年時から業界別の説明会や就活ガイダンスを活発に行っています。
具体的な就職先が決まっていない段階から、
「どんな仕事があるのか」
「どんな業界があるのか」
知らない世界を知る良いきっかけとなります。
ここ最近では専門のキャリアコンサルタントが常駐している大学もあります。
そのため進路相談やキャリアプランなどのアドバイスを受ける環境が整っていたりします。
一人で悩まずに気軽に相談してみましょう。
メリット1:濃い企業情報が得られる
大学専門の就職支援の一番の魅力と言えば「大学に特化した求人情報が得られること」です。
卒業した学生が実際に活躍している企業など、採用実績のある求人を中心に取り扱っている点が非常に大きなメリットとなります。
一般の求人より遥かに優遇されていますので、気になる業界・業種であれば見逃せない求人となります。
実際に働いているOB・OGの生の声を参考に、求人情報では得られない濃い情報が就職活動に役立つことでしょう。
メリット2:就職した先輩の話を聞くことができる
実際に社会で活躍中の卒業生による、講演会や懇親会も企業情報を得る貴重な場となっています。
「興味はあるけどイメージが湧きづらい」
「職場環境はどんな感じか?」
など企業のホームページや求人情報では見えづらい部分を、実際に働く先輩社員に聞くことができます。
また、大学の就職支援主催の合同企業説明会を行う大学もあります。
企業の採用担当者と卒業生が一緒に参加する場合もありますので、より身近に就職活動を進めていくことができます。
就活する上で卒業生が働いているということは大きなメリットと言えるでしょう。
続いてはインターネットなどの就職サイトを利用した場合のメリットを披露していきます。
大学の就職支援のメリットまとめ
- 濃い企業情報が見られる
- 就職した先輩の話を聞くことができる
就職サイトのメリット
大学の就職支援と平行して活用したいのがネットにある就職サイトです。
専門のカウンセラーが求職者一人一人に向き合い、ご自身の興味のある業界や企業とマッチングを行います。
幅広い業種の求人情報と、実際に支援してきた実績を元にアドバイスしてくれ、心強い味方となってくれるでしょう。
また、採用まで一貫して手厚いフォローがあります。
履歴書の書き方から業界別の面接対策、採用後の手続きまで寄り添ってくれる点が魅力的です。
メリット1:数が圧倒的に多い
就職サイトの大きなメリットは、取り扱い求人が圧倒的に多いことです。
就職サイトだけでも世の中に何十サイトとあり、数万件にも及ぶ求人情報があります。
同じ業種だけでも様々な企業と比較検討することができます。
首都圏だけでなく、地方の採用情報も一括して検索できる点は就職サイトならではと言えます。
メリット2:中長期のキャリア形成のアドバイスももらえる
専門のアドバイザーが20代、30代別のキャリアプランをアドバイスしてくれます。
ですので、戦略的に先々を見据えた就職活動を進めることができます。
闇雲に目の前の求人に飛びつくのではなく、
「20代では何を学ぶべきか」
「その経験を30代でどのように活かしていくか」
など中長期的な目線で就職活動を進めていきましょう。
数ある就職サイトから、大学中退者にとても心強いサイトを厳選してご紹介したいと思います。
就職サイトのメリットまとめ
- 求人数が圧倒的に多い
- 中期的なキャリア形成のアドバイスももらえる
大学中退の求人選びでおすすめの就職サイト
続いては大学中退で活用したい就職サイトを3つご紹介したいと思います。
一般的な再就職を専門とした転職エージェントと違い、「未経験」に特化した求人を多く取り扱っている点が大きな特徴と言えます。
大学中退者でも応募のしやすい求人と、個々の適正にあった企業マッチングに定評があるサイトとなりますので、参考にしてみて下さい。
1位:ジェイック
ジェイックは、主に既卒者(高卒・大卒・大学中退者)を対象とした就職活動支援サービスとなります。
そのため、大学中退でも受け入れ可能な求人のみを取り扱っています。
さらには、自己分析・企業分析など、一人では解決しづらい就活対策をセミナーや個別カウンセリングで対策してもらえます。
実際、大学中退(既卒者)の内定率は45%程度ですがジェイックでは80%以上と、新卒の内定率に遜色の無い結果を出しています。
取り扱う求人情報も「定着率」に注目して紹介してもらえます。
つまり、入社してすぐ辞めるような企業の紹介は行っていないため非常に安心してよいサービスといえます。
2位:DYM就職
DYM就職も大学中退者をはじめ、第二新卒・フリーター・ニートを中心にした就職支援サービスです。
大学中退者(既卒者)の一般的な内定率45%に対し、DYM就職は96%と圧倒的な高さを誇ります。
求職者の希望に応じたマッチング精度の高さは、登録している企業との信頼と実績の証とも言えます。
また、企業によっては書類選考なしで面接に臨むことができることも可能となります。
アドバイザーの手厚いフォローもDYM就職ならではの魅力で、就職活動に不安を抱えている方など、就職相談から内定後のサポートまで依頼することができます。
3位:リクナビNEXT
大手求人サイトのリクナビNEXTも大学中退者が多く登録しているサイトとなります。
「学歴不問」「未経験採用」を含めた求人数の豊富さ、職種や地域に特化した求人も多数あるため、ご自身の希望に沿った企業を見つられる点が人気の秘訣となります。
また、スカウト機能を活用することで、企業側から採用に関するオファーが届くこともありますので是非とも活用していきましょう。
最後に、「安定思考」な学生に人気のある公務員や銀行員になるメリットとデメリットをご紹介して締めたいと思います。
コラム:公務員・銀行員の選択はよく考えて!
昔から人気のある職種として、公務員や銀行員があります。
現在でも学生のなりたい仕事ランキングで常に上位をキープしている「安定志向」な方々に人気のある就職先となります。
ただし、「安定」だけに捉われて就職を決めてしまうのは得策とは言えません。
公務員も銀行員も仕事内容は基本的にデスクワークで、毎日地道に事務作業をこなしていく単純作業がメインとなります。
安定という部分を切り取ってみれば公務員は終身雇用ですし、毎年昇給もしますので人気があるのもうなずけます。
しかし仕事内容が自分に適しているかがポイントになってきます。
また、人気の裏返しとなりますが、世間からの批判も受けやすく、ミスが許されない職種でもあります。
就職する上で一番に重要視するポイントが、「安定感」や「責任感」という考えがある様でしたらおすすめです。
まとめ
今回は大学中退者を対象にした特集を行いました。
「大学受験で必死に入学したのに辞めてしまった(辞めざるを得なかった)」
「何となく進学したのでやりたいことが分からなくなった」
など中退した理由は様々ですが、そこで自分自身を攻める必要はありません。
理由はどうあれ、大学に進学した実績は残りますので、中退というデメリットをうまくメリットに変換していきましょう。
少子高齢化の現代では、企業からしてみたら20代という若さだけでも貴重な武器となります。
やる気などのバイタリティーを軸に、とにかく仕事に熱を注いでみましょう。
20代で努力した功績は、30代で職種や業種が変わったとしてもあなたの財産となります。
今回の記事が少しでも皆さんの手助けとなれば幸いでございます。