SE転職の面接官を102回してわかった失敗原因とおすすめの転職先

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SEの転職先

「SE転職をしてみようかな・・・」

そう考える人は以下のような数え切れないほどの悪条件でお仕事している傾向にあります。

  • 炎上プロジェクト
  • 終わりのない残業
  • キャリアが見えない下請け作業

あなたもこれらのような条件に当てはまっているのではないでしょうか。

私自身もSEで10年以上IT業界に関わっていますのでSEの過酷な状況はよくわかります。

ただし、安易に転職を考えるべきではなく、現実はSEが100人いたら80人はSE転職に失敗しています。

私はIT技術者の採用もしており、これまでに100人以上の選考をしてきた結果、SE転職で失敗しがちな人のパターンが分かってきました。

転職の失敗割合

逆に言うと成功するパターンも分かります。

あまりにも失敗する人が多いため、この記事にSE転職のすべてをまとめました。

具体的には

  • SE転職で失敗しがちな人の共通点
  • SE転職を成功させる方法
  • SE転職先とおすすめと進め方

をまとめています。

この記事を読むには8分ほどかかりますが、SE転職の失敗確率をグッと減らすことができます。

SE転職を成功させたい人は、ぜひ最後まで読んで下さい。

この記事のポイント

  • 若いほど転職しやすい。1才でも若いほどよい
  • ネットに知りたい情報はない。相談せずネットだけで転職する人は失敗する
  • 転職先がわからない場合は、仮決めして動く。時間が過ぎた分だけ転職時の期待は高くなる
  • IT企業に精通した人に相談するブラック企業は意外に多い
  • 求人をこれから探すならIT特化のマイナビIT AGENTレバテックキャリアがおすすめ。職務経歴書の添付で非公開の高待遇求人が優先して紹介してもらえる。
  • 転職の一番のリスクは行動しないリスク悩んで止まるくらいならいますぐ相談する

もし社内SEへの転職を検討されているかたは「社内SE転職」をご覧ください。仕事内容やデメリット、転職方法などを具体的に紹介しています。

【高待遇を探している方へ】
今月もITエンジニア向けの高待遇な求人が多く出ています。

ですが大半が非公開求人のため見ることができません。
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目次で流し読み

SE転職で失敗する人は「転職を後回しにする人」「誰にも頼らない人」

SE転職で失敗する人の特徴

SE転職で失敗する人はSE転職を後回しにする人と誰にも頼らない人です

たった2つの特徴が知らない間にSE転職を失敗させるのです。

SE転職を後回しにする人

転職を後回しにする人は失敗する

SEで転職を後回しにする人・先延ばしにする人は転職に失敗します。

後回しにするのは以下のような理由があるでしょう。

  • SEからの転職先をどう選べがよいか分からない
  • 転職活動に時間がかかってしまう
  • 担当プロジェクトがあるから抜けにくい

私もSEから転職したため気持ちは分かる一方で、SE転職を後回しにすればするほど転職に失敗するということを強くお伝えしたいです。

なぜなら、後回しにした分だけ年齢が上がり、企業から求められる期待レベルが高くなるためです。

さらにSEの仕事は、他の職種と比べ要件やスケジュールなど制約事項が多く創意工夫の余地が少ない仕事です。

そのためSEの仕事になれきってしまうと異業種や異職種に転職した際の柔軟性も失ってしまいます。

もし10年後、20年後に在籍している会社で働くイメージがなければ今すぐ転職活動に着手しましょう。

スキルの陳腐化・相対価値の低下に要注意!

SEの転職ではスキルが重視され、年齢を重ねると求められるスキル・経験はさらに高くなります

転職で成功するには年齢に応じた成長を求められるため次のような人は要注意です。

  • 同じプロジェクトを2年以上続けている
  • 同じ役割を2年以上続けている
  • 転職市場で需要の高いスキル・経験に関連することを2年以上手がけていない

このような人ほど転職市場が求めるスキルに対して実力が不足していきます。

なぜなら下記のように創意工夫のない惰性の仕事のため、成長が鈍化しているためです。

  • 同じようなクライントで要件が似通っており流用で仕事ができてしまう
  • 同じようなミドルウェア・パッケージ・言語で新しい発見がない
  • 同じような仕事の進め方

ユーザー系のSIerなど特定の顧客対応を何年もしている方はご注意ください。

大手からベンチャーやSIerからWeb系など大きく環境を変えた人と比べて成長率は劇的に違います。

これは大げさにしても、同じ環境で慣れてしまうとスキルの陳腐化や相対的に市場価値が下がってしまいSEの転職で失敗しがちとなります。

筆者の見解ですが、現在のスキルが年齢相応なうちに、1日も早く転職活動を開始することをおすすめします。

未経験からSEに転職する年齢は30代前半が限界

未経験からSE転職にチャレンジできる年齢は30代前半が限界と考えましょう。

30代になると「未経験者を教える」よりも「経験者に即戦力で活躍してもらう」ことを企業は考えています。

もし30代の方で転職を検討している方は、すぐにでも転職エージェントに登録しましょう。

大手であれば比較的30代前半でも「若手」とみなして採用してもらえるケースがあります。

マイナビIT AGENTでは大手企業が利用しているIT専門の転職エージェントですので一度相談してみてください。

原則、求人は非公開求人が中心のため個別に相談しなければ教えてもらうことはできません。

転職は情報収集が生命線ですのでどこにも登録していない方はいますぐ登録しておき、お目当ての求人を逃さないようにしておきましょう。

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大手SEへの転職を狙うなら32才程度まで

大手SEの転職を希望する方は32才程度までに転職を完了しましょう。

転職がゴールではないためです。

  • 大手SIerのノウハウを習得する必要がある
  • 取り扱うパッケージを覚えられる吸収力と若さが必要
  • PM実績を積んで40代に幹部社員の候補に備える

大手SIerのSEは品質・スケジュール・納品物に対するチェックが厳しく、中小企業やベンチャー企業の仕事の仕方と大きく違います。

先輩との年齢のバランスや素直さ、吸収力から30歳までには転職したいところです。

遅くても32歳までには動かないと内定率はガクッと落ちるでしょう。

ちなみに大手のSE求人ならマイナビIT AGENTが質・量ともにおすすめです。

情報を全てネットから収集して誰にも頼らない人

誰にも頼らない人は失敗する

ネットから情報を収集して誰にも頼らない方は失敗します。

求人サイトで公開されている待遇や雇用条件だけでは情報が少なくブラック企業か判断するには情報が足りません。

企業情報が欠けているにも関わらず判断することで転職後に後悔する方は多くいます。

求人情報では決め手が無いにもかかわらず誰にも頼らずエントリーしてしまいます。

企業の内部情報を幅広く知っているのは転職エージェントくらいしかありません。

最低でも採用の背景や企業文化、働く上司や同僚などを担当者に確認してください。

複数の転職エージェントに相談することで客観的に判断ができるようになります。

転職はリスクの高い選択ということを肝に命じておきましょう。

進め方については後述します。

失敗事例の紹介:転職を考えながら転職活動をしなかったKさん(男性)

Kさんは口ベタですが技術力もあり、面倒見もよいため、クライアントや後輩から好かれる優秀なソフトウェアウェアエンジニアでした。

その一方で、SEのキャリアには興味がなく28才くらいのときから転職を「なんとなく」考えていました。

実際に司法書士の勉強をしたり、公務員やベンチャーへの転職を検討していましたが、プロジェクトが忙しくてやりきることができませんでした。

気づけばKさんはいま35才。

7年も経っています。

30代での転職は即戦力として活躍を求められるためSE転職をあきらめるしかありませんでした。

転職を先延ばしにすれば、ツケがまわってきます。

みなさんはぜひ失敗しないでください。

SE転職の成功メリットを理解して目的を定めよう!

転職の成功・失敗を決定づける要因があります。

それは「転職目的」です。

転職目的さえハッキリしていれば、成功角度はグッと高くなります。

面接での受け答えに一貫性が出たり、転職目的から価値観や人間性がにじみ出るためです。

逆に転職目的がない人はかなりの確率で失敗します。

内定が出にくくなり、かつ転職後も「失敗した・・・」と後悔しやすくなります。

この章では参考としてSE転職をしたときのよくあるメリットや成功事例を紹介していきます。

事例も紹介しますので、転職後のイメージをつかみましょう。

そして自分の言葉で転職目的を語れるようになりましょう。

メリット1:給料・年収のアップ

給料・年収のアップ

SE転職によって給与アップはメリット面で大きなポイントです。

SEの年収が上がる利用として以下のものがります。

  • 転職先は残業代が満額支給される
  • 労力に見合う給与を支払ってくれる
  • 一段上の役割を任せられるようになった
  • 家族手当、資格手当など福利厚生が手厚くなった

年収を上げたい方は「企業規模」と「業界」に注目しましょう。

おすすめは大企業または金融業界です。

年収が100万円単位でグッと増えます。

レバテックキャリアに登録して職務経歴書を送っておくと、高待遇の求人を紹介してもらえる確率がぐんとアップしますのでぜひ利用しましょう。

メリット2:定時帰り

定時帰り

SEでも定時帰りはできます。

残業となる原因はいくつかありますが、下記のようになります。

  • 仕様変更が発生し、工数が膨らんだ
  • 工数見積もりが甘く、予想より時間がかかった
  • 短納期プロジェクト
  • 仕様があいまいのまま受注した
  • 設計書やプログラムの品質が悪く手戻りが発生した
  • プロジェクトメンバーが体調不良で欠勤した
  • プロジェクトメンバーの生産性が低い

過去に長時間残業で苦しんだ方は、当てはまる方が多いのではないでしょうか?

これらはSEが悪いのでしょうか? 決してそんなことはありません。

「経営」つまり企業側に問題があります。

定時帰りができている企業をみると、次のように対処しています。

残業の原因 残業がない会社の対処法
仕様変更が発生し、工数が膨らんだ 仕様変更に対し、費用と期間を調整している
工数見積もりが甘く、予想より時間がかかった 工数見積の社内レビューがある
短納期プロジェクト ハズレ案件を無理に受注していない
仕様があいまいのまま受注した 受注前のプレ活動で要件を固めている
設計書やプログラムの品質が悪く手戻りが発生した 設計書やプログラムの品質が悪い場合、次の工程に着手しない
プロジェクトメンバーが体調不良で欠勤した メンバーが疲弊するようなプロジェクト運営をしない
プロジェクトメンバーの生産性が低い 採用に妥協しない

つまりSIerの経営陣がどれだけ「残業」に対して課題意識があるかによって残業の有無が変わってきます。

ではどのようにすれば良いSIerに転職できるのでしょうか?

正直、求人票を見ているだけでは分かりません。

そのため企業の内部を良く知っている転職エージェントに相談することが一番です。

そのとき大切になるのが、「企業情報をどれだけ知っているか?」ですが、おすすめはマイナビIT AGENTです。

こちらについては後述します。

メリット3:成長により市場価値がアップ!転職先に困らなくなった

キャリアアップ

転職のメリットとして「キャリアップ」があります。

慣れた仕事を惰性でこなしている方は要注意です。

なぜなら、若手でもできる仕事を30代、40代と続けると、あなたの市場価値が下がり転職ができなくなるためです。

同じ仕事をしていないかを確認するおすすめの方法があります。

次の質問を自分にしてみてください。

  • 新しい工程を任せられましたか?
  • 主担当ばかりでなく、リーダーを任せられていますか?
  • クライアントと業務の話ができますか?
  • 設計書の品質を数値で管理できてますか?

上記で2つ以上のNoがある人は残念ながら市場価値のある人材にはなりにくいです。

なぜなら、大手SIerでは入社2〜3年(25才〜26才)で上記内容はできるからです。

会社の環境によって成長できない人もいれば逆に大きく成長する人もいます。

これは、異業種を検討している人もそうです。

いまの会社にいては経験できないことはたくさんあります。

挑戦する人は成長し、何歳でも活躍できる人になるでしょう。

ここで2つほど転職の成功事例を紹介いたします。

2人のSE転職事例の紹介

SEの転職事例

ここでは簡単に次の2人の事例を紹介いたします。

  • 社内SEに転職したOさん(男性)
  • 異業種に転職したIさん(男性)

社内SEに転職したOさん(男性)

Oさんは新入社員で入ったとき開発力が高く多くのプロジェクトで活躍していましたが、あるときプロジェクトマネージャーと相性が悪く休職しました。

3ヶ月程度で復帰しましたが、以前のような開発力を発揮することができず、復帰以降はPG工程から運用の下流工程を3年ほど担当します。

SIerでしたがめずらしくSaaSサービスを提供していたこともあり、運用のITスキルも身につけていきました。

一方で同期や後輩は上流工程を任され、SEとしての価値のギャップが大きく開いていき、Oさんもキャリアについて大きく悩んでいました。

結局Oさんは転職エージェントを介して、30才でエレベーターメーカーの社内SEへ転職しました。

転職後は、持ち前の運用スキルはもちろん、SEの経験を活かしたベンダー交渉で活躍できているそうで、「転職してよかった!」と元気いっぱいでした。

社内SEの業務は各種さまざまです。

そのため、希望どおりの職場を見つけることがポイントになります。

転職エージェントの担当者の意見も参考にしつつ、理想の求人を探しましょう。

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異業種に転職したIさん(男性)

大手SIerで働いていたIさんは、上司や同僚、クライアントから信頼が厚く幹部候補間違いない状態でした。

ただ残業が多く、家族の理解が得られなかったため33才でSEから大学の職員へ転職しました。

大学教授にはクセのある人が多いらしく苦労はしていますが、残業は完全になくなり、給料も上がっており5年たった現在でも転職して良かったと考えています。

SEから異業種への転職はリスクもありますが、環境を変えることが自分にとって良い選択になる場合もありますのでメリットとデメリットを慎重に考えたうえで行動するようにしましょう。

次の章では、転職を確実に成功させるコツを紹介していきます。

SE転職を成功に導く鉄則は「いますぐプロに頼る」

プロに頼る

失敗を繰り返さずSE転職を成功させるための結論としては「いますぐプロに頼る」ことです。

失敗の傾向は次のとおりでした。

まとめ:SE転職で失敗する人の傾向

  • SE転職を後回しにする人
  • 誰にも頼らない人

年を取るほど転職の難易度があがります。

また、ネットを検索しても、あなたと同じキャリアやITスキルを持った人の事例はありません。

求人も企業の状態に合わせて刻々と変わります。

つまり、「今すぐプロに頼ってSE転職を進める」ことが成功の鉄則です。

ちなみに、プロとは転職エージェントに在籍する「転職コンサルタント」のことです。

転職コンサルタントはあなたがSE転職に成功したら転職先の企業から報酬を受け取ります。

そのためどれだけ相談しても無料です。

転職エージェント・コンサルタントの報酬はどうなっているの?

ちなみに年収の30%位を成果報酬として受け取ることが一般的です。
年収400万円の人が転職したら120万円を受け取ります。

「まだ、転職すると決まってないのに相談していいの?」

と質問をもらいますが、大丈夫です。

実際にとある転職エージェントのQAでは「転職するかどうか決まっていないくともお越し下さい。」と回答されています。

転職するかどうか決まっていなくともお越し下さい

出典:http://www.engineer-factory.com/faq/entry.html#faq1385

つまり遠慮したぶんだけ失敗を招いてしまいます。

お気をつけください。

次では成功のためのSE転職の必勝法をお伝えします。

SEのおすすめ転職先は5つ

SEからの転職先は大きく5つしかありません。

次のように業種・職種の組み合わせで考えることでSEの転職先把握しやすくなります。

SEの転職先

このSE転職先を一覧にすると次のようになります。

職種 業種 SE転職先
同職種 同業種
同職種 異業種
異職種 同業種
異職種 異業種
  • 転職後のリスクが高いため要注意

 

どれも魅力的な転職先に感じない場合であっても、一番気になる転職先の情報収集から始めましょう。

仮決めをして興味あるところから情報収集を具体的に進めることが重要です。

検討を進めなければ惰性で今の企業に一生在籍することになるでしょう。

SE転職先その1:プログラミングが何より好き!という人はWebエンジニア一択!

プログラミングが何より好き!という人はWEBエンジニア一択!

プログラミングが大好きでエンジニアとしてずっとコードを書いていたいというSEはWebエンジニアを転職先にすることをおすすめします。

Webプログラミングのスキルやベンチャー思考などが必要となりますが、求められるスキルセットとズレがなければ活躍できます。

Webエンジニアの開発はウォーターフォールではなくアジャイルによる開発となり、設計書やテストが簡易的になる傾向にありますがSEの体系立てられた開発スタイルは強みとなるでしょう。

Webエンジニアのことを自社開発SEとも呼ばれますがSEとはまったく違う働き方となります。

Webエンジニアの仕事内容

WebエンジニアはWEB系企業と呼ばれるインターネットを活用したビジネスの開発者となります。

たとえば、次のようなWEB系企業のシステム開発を行います。

  • WEBメディア:Yahoo!ニューズ、SmartNews、NAVERまとめなど
  • ショッピングサイト:Amazon、楽天、ZOZOTOWNなど
  • WEBサービス:GoogleやYahooなどの検索エンジン、路線案内、天気予想など

もちろん自社内開発のため客先常駐はありません。

Webエンジニアに合わない人

WebエンジニアはSEのように工程がなく分業もしていません。

そのため幅と深さのあるITスキルが求められます。

技術が好きでない人はおすすめできません。

  • ずっと開発している自分がイメージできない人
  • 技術を追求出来ない人
  • 要件定義や設計ができない人
  • ビジネスに対する貢献意欲がない人

「自分に合わないな・・・」と思った方は「上流工程ができるSIer」がおすすめです。

Webエンジニアに合う人

  • 40才も50才も開発エンジニアでいたい人
  • GithubやQiitaの情報を読んで試している人
  • 自社サービスの成長を「本気」で実現したい技術者

Webエンジニアに興味を持った方は「SE転職先を決めたらすべきこと」に進んでください。

SE転職先その2:「SEとしてキャリアアップしたい!」という人は上流工程ができるSIerがおすすめ

「SEとしてキャリアアップしたい!」「上流工程の経験を積みたい」という人は上流工程ができるSIerの転職がおすすめです。

特に下請けの仕事や客先常駐が多く不満を持っている方は大手SIerに転職しましょう

主な企業は大手SIerのランキングでまとめています。

なぜなら下流工程ばかりのキャリアでは

  • 給料があがらない
  • キャリアアップができない
  • 年齢とともに市場価値がなくなり、リストラ対象&内定がでなくなる

など、非常に大きなリスクがあるためです。

上流工程ができるSIerの仕事内容

上流工程ができるSIerは100人以上の大企業・中堅企業となります。

上流工程を経験したいなら、中堅企業か100人以上の大手SierにSE転職を目指しましょう

注意点としては次のように会社の規模に応じて担当する仕事の大きさが違います。

  • 大企業のSIer:設計、開発はせず、プロジェクトマネジメントが中心
  • 中堅企業のSIer:要件定義、設計、開発が中心

企業規模が小さいとノウハウが少なく下請け案件の可能性もあります。

大手過ぎるとマネジメントばかりとなり、高いストレスにさらされます。

上流工程ができるSIerに合わない人

基本的にSEの仕事を上手くこなせる方は上流工程ができるSIerでも活躍できます。

あえて上流工程ができるSIerに合わない人は次のようになります。

  • スケジュール管理が苦手な人
  • 「調整」が苦手な人

 もし、「自分に合わないな」と思った方は「社内SE」がおすすめです。

上流工程ができるSIerに合う人

  • ルールを作ることが好きな人
  • コミュニケーションが好きな人
  • スケジュール管理が得意な人

上流工程ができるSIerに興味を持った方は「SE転職先を決めたらすべきこと」に進んでください。

SE転職先その3:「みんなの役に立ちたい!」という人は社内SEに適性あり!

社内SE

「頼られたい!」「自社のために頑張りたい」という方は社内SEがおすすめです。

開発スキルとは別に、システムの運用スキルや社員とのコミュニケーション力が求められます。

社内SEは人気で大手SIerやITコンサルタントからも社内SEに応募するため、しっかりと対策していきましょう。

社内SEの仕事内容

社内SEの仕事内容は企業規模にや企業文化に合わせて様々です。

おおむね情報システム部門に配属されることが多いですが、役割や立場は企業によってまったく違います。

そのため求人サイトの募集要項だけで転職先を決めるのは危険です。

情報システム部門が弱い立場であったり、ただの雑務であったりする可能性があったりするため転職エージェントに頼りましょう。

仕事内容としては以下のように様々です。

  • 会社のパソコンや携帯電話を管理
  • 企業戦略に合わせた情報戦略を立案・推進
  • 社内システムの構築
  • 業務フローの改善

社内SEに合わない人

社内SEは直接的な収益を上げず人件費やサーバー費用などコストを発生させるコストセンターとなります。

「オレが!オレが!」と成果をあげたい人は社内SEに合わないでしょう。

他にも再転職するときに市場価値が激減するため、ITスキルや経験を十分に積んだ上で社内SEを選ぶことをおすすめします。

もし合わないなと感じた人はWEBエンジニアをおすすめします。

社内SEに合う人

  • 企業や人を「サポートしたい!」と思うサポーター的な性格の人
  • 技術スキル、経験、知識が高い人
  • 人を巻き込んで調整できる人

社内SEに興味を持った方は「SE転職先を決めたらすべきこと」に進んでください。

SE転職先その4:もっと自由を!という人はフリーランスエンジニアがおすすめ

時間や場所に縛られずに自由に働きたい!という方はフリーランスエンジニアしかありません。

あなたのスキルが直接市場価値となり、大きく稼げる人もいます。

スキルといっても、見積もり力・営業力・経営視点など開発力以外のスキルも必要となりますのでご注意ください

ちなみにフリーランスエンジニアは「IT個人事業主」や「フリーエンジニア」とも呼ばれますが、同じ意味です。

フリーランスエンジニアの仕事内容

SEからフリーランスになる人は仕事は幅が広い傾向です。

なぜならSEは、

  • プロジェクト管理
  • システム開発
  • コンサルティング
  • Web制作
  • Webライティング
  • 請負開発
  • SESとして支援

などと、応用できる能力が広いためです。

得意な領域を選べば問題ないでしょう。

フリーランスエンジニアに合わない人

フリーランスエンジニアは全ての責任が自分となります。

受発注や経理、法務的な面も対応する必要があります。

経理や法務などアウトソーシング可能ですが、根本の理解がなければ判断がつかないため基礎知識は必須です。

他にもビジネススタンスによってはフリーランスに向かない人もいます。

具体的には次のような人には向きません。

  • 働いた時間によって給料がもらえると思っている人
  • お金の収支に鈍感な人
  • コスト意識がない人
  • コミュニケーションが下手な人

フリーランスエンジニアに合う人

フリーランスエンジニアとして活躍できる方は下記のような方です。

  • 自分を律することができる人
  • 好奇心が旺盛で、新技術の習得のために勉強を欠かさない人
  • コミュニケーションが円滑な人

もしフリーランスSEとして独立すれば現在の給与よりも大きく稼ぐことができます。

年収として800万円〜1,000万円近くを目指せる人も少なくはありません。

ITエンジニアは独立が可能な職種です。

少しでも興味がある方はぜひ深堀りしましょう。

ちなみにフリーランスエンジニアについては筆者が経験し、様々なメリットやデメリットを感じてきました。

特にデメリットの把握は必須です。

フリーランスエンジニアに興味を持った方は「SE転職先を決めたらすべきこと」に進んでください。

SE転職先その5:開発よりもお客様の役に立ちたい!という方はセールスエンジニアまたはITコンサルタント

セールスエンジニア・ITコンサルタント

「プログラミングは苦手だな。。」と思う人は異職種から探しましょう。

具体的にはセールスエンジニアやITコンサルタントがおすすめです。

これまでのITの専門性を活かすことがでクライアントに対して質の高い提案ができるためです。

またライバルも少くアドバンテージがあります

セールスエンジニアまたはITコンサルタントの仕事内容

クライアントの業務や悩みをヒアリングし改善案を提案することが仕事内容となります。

セールスエンジニアとITコンサルタントの違いは、大雑把に説明すると次のようになります。

  • 受注前に提案する:セールスエンジニア
  • 受注後に提案する:ITコンサルタント

受注後に提案するITコンサルタントの方がお金をもらい提案するため、分析・解決案に時間・費用をかけて提案します。

セールスエンジニアまたはITコンサルタントに合わない人

営業やコンサルタントはクライアントの前に出る機会が多くなるためどうしても

  • 高ストレス耐性
  • 高い問題解決能力

が求められます。

このような理由から次の人はセールスエンジニアやITコンサルタントには向きません。

  • 問題解決が苦手な人
  • 顧客からのストレスに弱い人
  • 聞き役が苦手な人
  • クライアントの仕事内容に興味がない人

セールスエンジニアまたはITコンサルタントに合う人

SEの中には「クライアントのために頑張る!」という人が多くいます。

そのような人は大活躍する傾向にあります。

具体的には次のような人です。

  • 開発よりもコミュニケーションが好きな人
  • お客様の課題解決や喜ぶ顔を見ることがモチベーションにつながる人
  • 年収を上げたい人
  • 開発が苦手な人

転職先が決まったら「次に何をすべきか?」紹介していきます。

SE転職先を仮決めしたら「相談」することが「超」重要

SE転職先を仮決めしたら「相談」することが「超」重要

SE転職先をアバウトに仮ぎめしたら情報収集をしましょう。

SEの転職者を何人も支援し見届けてきた転職エージェントがおすすめです。

ここで、「めんどくさ」と思った人は要注意です。

そういった人に限って求人サイトや情報サイトを時間かけて調べます。

しかし、転職の決め手となる情報は出てきません。

少なくとも100人以上にアドバイスしてきた筆者の見解では

SE転職で成功している人は「相談」を積極的にしています

相談しない人は

  • ワンマン社長だった
  • ブラック企業だった
  • 保守的な企業体質で挑戦できなかった
  • 営業が強くエンジニアは立場的に弱かった

などの理由で2年程度で再転職しています。

ところで転職エージェントは430以上あります。

その中で私がおすすめするとっておきの転職エージェントを次で説明してきます。

SE転職に強いアドバイザーがいるおすすめ転職エージェント

ここでは私が厳選して、実際に利用したり同僚におすすめした転職サービスを紹介していきます。

しかし、転職サービスを利用するにあたり注意点があります。

それは複数の転職サービスを利用することです。

なぜなら

  • アドバイザーによってスキルの差がある
  • 情報の質と量は両立することができない
  • 1つでは客観的に判断しづらい

ためです。

筆者のおすすめは2つ利用することです。

厳選した転職サービスを次のように表でまとめました。

転職先 ランキング サービス名 関東 関西 中部 九州 全国
上流工程ができるSIer 1位 マイナビIT AGENT
2位 レバテックキャリア
※職務経歴書の添付で高待遇求人が優先される
3位 メイテックネクスト
WEBエンジニア 1位 マイナビIT AGENT
2位 レバテックキャリア
※職務経歴書の添付で高待遇求人が優先される
3位 type転職エージェント
フリーランス・個人事業主 1位 レバテックフリーランス
2位 ギークスジョブ
3位 ポテパンフリーランス
社内SE 1位 マイナビIT AGENT
2位 type転職エージェント
3位 レバテックキャリア
※職務経歴書の添付で高待遇求人が優先される
セールスエンジニア、ITコンサルタント 1位 type転職エージェント
2位 マイナビIT AGENT
3位 レバテックキャリア
※職務経歴書の添付で高待遇求人が優先される

よく「登録したら会社にバレるのでは?」と聞かれますが、原則ありえません。

実際、私も採用担当として転職サービスの登録者を見ていますが個人情報は見れません。

また、「まだ転職することを決めてないのに利用していいの?」という方もいますが大丈夫です。

むしろ決まってない人の方が多いです。

転職したい旨を伝えるとアドバイザーからいろいろ質問してくれます。

SE転職でよくある質問とその回答

SE転職を検討している方からよく聞く質問をまとめました。

私が見聞きしてきた範囲でお答えしていきます。

ご参考にしてください。

未経験からSEへ転職できますか?

未経験からSEへの転職は可能ですが、プログラミングスキルがないと雑務をさせられる会社もあります。

最低限のプログラミングスキルを付けておきましょう。

おすすめはプログラミングスクールです。

>DMM WEBCAMP エンジニア転職(20代限定)の無料相談はこちら

>テックキャンプ エンジニア転職(30代・40代)の無料相談はこちら

3ヶ月程度の受講で内定率の入社後の仕事内容も大きく変わってくるでしょう。

未経験からSEへ転職する方法とは?

大手SIerへの転職はおすすめですか?

上流工程が担当できると年収があがりキャリアップもしやすくなりますのでおすすめです。

ただし、超大手に入社するとプログラミングはほぼできません。

進捗管理やクライアント折衝が中心となります。

「管理者志向」の方にはおすすめですが「技術者志向」の方にはストレスフルとなるでしょう。

もし「開発もしたい!」ということであれば準大手がおすすめです。

大手SEへ転職するときに知っておきたい注意点とは?

SEから公務員への転職はおすすめですか?

SEからキャリアチェンジをしたいのであれば地方公務員の一般募集枠に応募することをおすすめします。

応募資格が30代前後ですのでお気をつけください。

30代を超えると民間企業経験者枠となり、システムの企画・運用の仕事になる可能性が高いです。

不具合が起きれば新聞沙汰になる可能性もあるため非常にストレスフルでしょう。

慎重にご検討することをおすすめします。

SEから公務員になる手順とデメリットとは?

まとめ

この記事では、転職に悩んでいるSEへリスクやメリット、転職を具体的に前に進める方法を紹介していきました。

SE転職の一番大きなリスクは「行動しないリスク」です。

10年、20年と働き続けるイメージはないものの、転職してやりたいことが見つからず時間だけが過ぎていく人が多くいます。

このように行動せず年を重ねると、年を重ねた分だけ市場価値を高める必要があり、転職を難しくします。

「正しい行動」を「いま」することが成功のコツです。

ぜひ良い転職をしてください!

IT業界全体で転職を考えているかたは下記の記事もご参考にどうぞ。

より広い職種と業種の転職方法を紹介しています。

サイト監修者

ITエンジニアのアキです。
大手SIerのSEを7年、メガベンチャーのWEBエンジニアを5年経験しています。
名古屋工業大学 大学院 情報工学修士課程を修了、応用情報技術者など複数の資格を取得。 現在は独立し、自社サービスの開発やWeb制作をしています。

Twitter:@it_career_navi

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