SE(システムエンジニア)とは?仕事内容・年収・キャリアをわかりやすく解説

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SEとは「顧客が望むシステムを定義し導入までサポートするエンジニア」のこと

SEとは「システムエンジニア」のことです。

システムに詳しくないお客様に代わってシステムを企画・設計・開発・導入するITエンジニアのことを指します。

筆者は大手SIerに新卒で入社し7年経験してきました。

SEは分業化が進んでいるため、スキルや経験が低い方でもキャリア形成しやすい職種です。

しかし、残業や過労などのような過酷な働き方も気になると思います。

この記事ではSEの意味、SI業界の構造、年収やなり方など必要な知識を網羅し紹介していきます。

失敗せずSEになりたい方は必ず最後まで一読lすることをおすすめします。

SE(システムエンジニア)とは?

SEとは「顧客が望むシステムを定義し導入までサポートするエンジニア」のこと

SEとは「System Engineer」の略語であり、システム開発を行うIT業界の職種です。

SEの読み方は「システムエンジニア」「エスイー」と呼ばれることが多いです。

システムといっても多種多様で、

  • 市役所・銀行ATM・勤怠管理などのシステム
  • パソコン・スマートフォンにインストールするアプリケーション
  • 家電・車などの電子機器に組み込まれる電子制御ソフト

など、ありとあらゆるシステムが領域となります。

たとえば、社員のお給料をExcelで運用する企業が

「出勤退勤を自動で給与を算出するようにしたい!」

という要望があったとします。

SEはこの要望に対して、

  • 現行業務のフローをまとめ、システム導入後の運用フロー提案
  • 毎日の処理・月末処理・決算処理などシステム処理の要件定義
  • 画面やレポート(帳票)の設計
  • サーバーの設定、プログラム開発、マニュアル準備
  • 導入サポート・運用サポート
  • (必要であれば、サーバー・ネットワーク・フレームワークなどのシステム設計と手配・設定)

を行います。

下請けで開発することが多い中小企業のSEの中には、自虐的に「IT土方」という人もいます。

SEの仕事内容は要件決めから納品後の運用までの全て

SEの仕事内容はシステムの仕様決めからプログラミング、サーバー設置、稼働後のサポートと幅広いことが特徴です。

SEはウォーターフォールモデル開発で進めることが多く、工程ごとに仕事内容が変わってきます。

工程は大きく上流工程と下流工程の2つがあります。

上流工程とは、文字通り商談の発生から設計までの机上ベースの作業を指します。

具体的には、

  • コンサルティング&提案活動
  • 商談・契約書作成
  • 要件定義
  • 設計(外部設計・内部設計)

です。

下流工程では、上流工程で作成した設計書をもとに開発し、それぞれの機能の品質を確かめるテストを行います

具体的には、

  • 開発(製造・プログラミングともいう)
  • テスト(単体テスト・結合テスト・シナリオテスト)
  • 受入テストのサポート
  • 導入作業・導入サポート
  • 各種マニュアル作成
  • 運用サポート

です。

表にして紹介します。

SEとなれば全行程を仕切る必要が出てきますので目を通しておきましょう。

上流・下流 工程 仕事内容
上流工程 営業 企業訪問を行い、企業の問題点の洗い出しと課題を解決するシステムを提案する。どのくらいの予算と期間で納品できるかもここで話し合われる。
上流工程 要件定義 システム開発するにあたり、さらなる問題点のヒアリングを行う。ケースごとに分けて細かく洗い出し、それに対してどのような機能が欲しいのか、どんな機能が適切なのかを話し合う。
上流工程 外部設計 システム仕様を設計する。機能概要や制約条件、外部連携などを取り決めることで、システム開発の方針や機能、必要ドキュメントを策定する。
上流工程 内部設計 システムを細かく機能ごとに分割し、プログラミングができるレベルまで詳細に設計する。各機能がデータをやり取りしやすいように入出力設計も行う。
下流工程 開発 設計書をもとにプログラミングを行う。可読性やメンテナンス性も考慮し、レビューを繰り返しながら慎重にプログラムしていく。各機能(モジュール)が正しく動作するかも単体テストとして行う。
下流工程 結合テスト 各機能(モジュール)を連結し、データをやり取りしても問題なく動作するかを確認する。あらゆるパターンを考慮し、想定外の使用にも耐えられる堅牢なシステムを保証する。
下流工程 シナリオテスト ユーザーが特定の目的を持ってシステムを利用することを想定し、シナリオを作成する。そのシナリオ通りに操作してシステムが問題なく動作することを確認する。
下流工程 受入テスト システムが納品されたときに、ユーザー側で行われるテスト。実際に使うことができるかを機能面やセキュリティ面で問題がないかを本稼働前にユーザーがテストする。基準を満たしていれば晴れて納品となる。

ここまで読んでみるとSEとプログラマーの違いはなんなのかと思う人もいるでしょう。

両者はどのような点で違いがあるのでしょうか。

SEとプログラマーの違いは工程の広さが違う

SEとプログラマーは担当する工程の広さが違います。

SEはシステム開発に関わるほとんどの工程に関わります

それに対し、プログラマーは内部設計、開発とテストだけに関わることになっています

下の表は両者の担当領域を表したものです。

工程 SEの担当 プログラマーの担当
営業
要件定義
外部設計
内部設計
開発
結合テスト
シナリオテスト
受入テスト

◯:主担当、△:副担当、✕:担当しない

やはり、プログラマーはプログラミングに直接関わる部分でしか関与しませんね。

それに対してSEは営業から要件定義、テストまであらゆる工程で顔を出します。

そのためプログラマーを指示するのはSEです。

一般的にSI業界(システム開発を請け負う業界)ではSEのほうがプログラマーより待遇が上となります

これを知らずにSI業界のプログラマーになるとキャリア形成に大きな影響を与えるので必ず理解しておきましょう。

また同様にシステム開発の上流工程と下流工程でも報酬に違いが出てきます。

難易度の高い「要件定義」

要求分析・要件定義

要件定義はシステムの目的を明文化し、システムに求める役割を定義していきます。

単純に感じますが、システムは利用するユーザーによって役割が変わります。

例えば市役所の住民票発行システムを例にとると

  • 一般市民:住民票の申請をしたい
  • 市役所の窓口職員:住民票の発行をしたい
  • 市役所の売上・費用管理担当者:住民票の発行売上金額を管理したい
  • 市役所の情報システム部門:住民票の発行ログを残したい

などと、利用者によってシステムの求める機能が変わります。

つまりシステムを利用する利害関係者を洗い出し、各者の仕事の流れ(ワークフロー)を定義し、必要な機能の洗い出しを行う必要があります。

このようなシステムに求める役割(要件)と利害関係者と必要機能を定義する工程を要件定義呼びます。

ちなみにこの工程でミスが起こるとその後の工程に大きな影響を与えるためベテランのSEが行います。

腕の見せ所「設計」

設計(外部設計、内部設計、基本設計、詳細設計)

要件定義の工程で定義したシステムの機能を設計します。

この記事では「設計」と一言で書きましたが複数の工程に分かれていることが多いです。

  • 基本設計
  • 詳細設計

と進めるSIerもあれば、

  • 外部設計
  • 内部設計

と呼ぶSIerもあります。

この工程で行う具体的な作業としては

  • 画面の流れ
  • 画面のボタンや表示内容
  • ボタンクリック時や画面表示時の処理の流れ
  • データの保存方法と保存内容
  • ある時刻になったら処理プログラムの設計(バッチ処理)

などなどがあります。

このように書くとむづかしく感じる人もいるでしょうが、実際は用意されたテンプレートに設計内容を記入していきますのではじめての方でもパスルを組むようにできるでしょう。

この工程は、プログラミングスキルがないと設計できないこともあるため、中級者以上のSEが担当します。

プログラミングスキルが特に必要になるポイントにはデータベースへの保存処理やロギング、例外処理などの共通化があります。

このようなスキルは複数のプロジェクトを経験すると身につけることができますので、最初はできなくても焦る必要はないでしょう。

楽しい「実装(プログラミング)」

開発(プログラミング、製造)

設計書に沿ってプログラミング開発を行う工程です。

この工程では開発に必要な情報がすべてそろっているためここまでの上流設計がしっかりとできていれば苦労せずに進めることができます

また、複数人でプログラミングをすることが多いため、作成したプログラムファイル(ソースと呼びます)を共有するツールを使うことが一般的です。

よく利用されるものはgitやsubversionなどがあります。

このようなツールは慣れで覚えることができるため構える必要はないでしょう。

SEの経験が浅い方や初めてのひとはこの工程から始めるのが一般的です。

品質最後の砦「テスト」

テスト

要件定義、設計、プログラミングの工程で行った結果が、意図した結果となっているかテストを行います。

一概にテストといっても様々な粒度のテスト項目があるため複数のテスト工程に分けて進めるのが一般的です。

よく用いられる工程としては

  • 単体テスト
  • 結合テスト
  • シナリオテスト

などがあります。

開発規模に応じてテストが多くなることが一般的です。

テストケースが少なすぎるのはただの手抜きでクライアントにも迷惑をかけるため取り決めた内容が本当に正しいか確認できるまで行いましょう

最後のしめ「付帯作業」

導入

サーバーの設定やセットアップ手順書、利用手順書などを行う工程です。

利用者が直接目に触れる部分であるため、誤字脱字やフォーマット、ですます調の統一など意外と手間暇がかかる工程です。

意外と難易度が低い割にはこの工程をしっかりとできる人は少ないため、この工程をリーダーシップ張って進める人は重宝がられるでしょう。

運用・保守の工程はホスピタリティーが高い人が活躍する

契約次第となりますが、システムがリリースされたあとの問い合わせ対応や業務特有のデータメンテナンスなどを行います。

この工程はある程度大きなシステムでないと発生しません。

運用・保守は開発とはまた違ったスキルとなるため、運用・保守の要員として長く続ける方も多くいます。

年収が高いSEは上流工程で活躍している

システム開発では上流に行けば行くほど報酬の取り分が大きくなるようにできています。

これには、システム開発ウォーターフォールモデルで進むことが要因となっています。

ウォーターフォールモデルとは上から下に滝のように流れる工程で進む開発モデルです。

システム開発は大手企業が受注し、その後の作業を細かく分割します。

そして下請け、孫請け企業に流すというピラミッド構造になっています。

元請け、ベンダー、ITゼネコンなどと呼ばれる大企業は、比較的少人数でも作業できる上流工程を担当ます。

その後人手がたくさん必要な開発・テスト工程で下請けに外注するのです。

そのため、取り分は元請けが必然的に多くなります。

下請け、孫請けは元請けから与えられた売上を分け合う形になってしまいます。

当然、この取り分の差は給料として社員にも反映されてしまうのです。

給料の良い会社に行きたいのであれば、上流を担当する大手SIerを選ぶことは必須条件となります。

なぜこのようなピラミッド構造ができてしまうのでしょうか。

次で解説していきます。

SEを目指すなら避けては通れないITゼネコンの話

通常、企業が利用するようなシステムを1つ開発するには莫大な金額が必要になります。

そして、システム開発というのは成果報酬であることが一般的です。

つまり、システムを開発して納品することでようやくクライアントから報酬が振り込まれるのです。

それまでの人件費や必要機材の経費は先出しとなってしまいます。

具体的な例で紹介すると、納品まで月10人のエンジニアを1年間確保したとします。

その場合最低1.2億円は必要になります(1人月100万円で計算しています)。

これだけの金額を建て替えるには相当の資本が必要となり、中小企業では厳しいと言わざるを得ません。

だからこそ、資本力のある大手SIerが大型システムを受注し、細かい機能ごとに中小企業に分散する方法が取られています

一方で、大手SIerとしても資本はあるものの大量のエンジニアを抱えているわけではありません。

つまり大手SIer1社では開発しきれないのです。

そこで人手が必要になる開発・テスト工程で中小企業のエンジニアに手伝ってもらうのです。

まず大手SIerが中堅企業に外注し、中堅企業がさらに零細企業に下請けに出します。

こうしてピラミッド構造が出来上がります。

ピラミッド構造は大手、中小企業の両者にとってメリットがある手法であり、必然的に形成されたといえるでしょう。

このような構図を「ITゼネコン」と呼ばれます。

ネガティブに表現されがちですが、業界を正しく理解することで選ぶべきSIerが見えてくるでしょう。

ITゼネコンについてもっと知りたい方は「ITゼネコンとは?下請け構造から見える課題を現場視点で解説!」も一読してください。

一般的には孫請けのSIerは限定的な開発にしか関わることができません。

IT土方と呼ばれる単純作業しかできないSEは孫請け企業でたくさん生まれることになります。

上流を担当する大手SIerもプロジェクトの一部では進捗管理やドキュメント作成をします。

しかし、その後は下請けに丸投げになることがあります。

このような元請けと下請けの現場の軋轢が「ITゼネコン」や「IT土方」といった単語でネガティブに語られるのです。

もし、SEを目指すのであれば、大手SIerを選ぶことをおすすめします

大手に行けばお客様の課題把握とその提案力、さらにプロジェクトマネジメント能力が身につくからです。

後々転職するにしても管理能力、ソリューション能力が高いほうが市場価値は圧倒的に高く評価されます。

開発力を身につけたい場合でも、下請けSIerと一緒に開発することで身につきます。

反対に、下請けSIerがプロジェクトマネジメントをやろうとしても最上流まで手を出すことは難しいでしょう。

このように、SEは所属する企業によって担当する業務や働き方がまったく違うのです。

SEは所属する企業の大きさによって仕事内容が大きく変わることを紹介していきました。

他にも働き方が変わる要素がもう1つあります。

こちらもSEを目指すなら区別して理解したいことですので必ずチェックしておきましょう。

SEは所属企業によって働き方が違う!全3種類を解説!

SEは所属企業によって働き方が異なります。

大きく分ければ3種類になります。

その3つは、

  • SIer
  • 派遣
  • SES

になります。

それぞれ見ていきましょう。

SIerに在籍

SIerというのは会社の規模で大手、中堅、零細に分かれます。

SI業界の頂点である大手に入れば上流工程を担当できるでしょう。

しかし、中堅、零細と進むにつれて担当できる業務は限定的なものになる傾向が強いです。

何度もいっていますが、SIerに入るのであれば大手を狙いましょう。

派遣会社に在籍

派遣会社からSEとして開発プロジェクトに参加するパターンです。

大手SIerに派遣されて大手SIerの指揮命令系統の中で仕事をすることになります。

派遣は半日勤務や週4勤務など生活スタイルに合わせた働き方が選べる一方で、

  • 給料が頭打ちになる
  • キャリアとしても積み上げしづらい

ことあるため、30代後半から悩まれる方が多くいます。

SESに在籍

SESとは、システム・エンジニアリング・サービス(System Engineering Service)の略です。

正社員のエンジニアを多数雇用し、他者のシステムプロジェクト開発に従事します。

派遣が指揮命令をされるのに対して、SESは指揮命令をされません

なぜなら、SESは業務委託という形で技術サポートをしているだけだからです。

リスクも少ないビジネスモデルであり、SESのエンジニアは開発支援が多くなっています。

そのため、プロジェクトマネジメント能力は付きづらい働き方と言えるでしょう

SESをもっと知りたいという方は「SESとは?派遣や請負との違いやメリット・デメリットを解説」もご覧ください。

SIerと比べ給料の頭打ちが早めにくるでしょう。

ところでSEの給料はいくらでしょうか?紹介していきます。

大手SEの年収は高い傾向

一括りにSEと言っても、所属している会社の規模によっても年収は変わってきます。

以下は総務省の「平成27年賃金構造基本統計調査」を元に作成した表です。

傾向としては大手の方が高い年収を得ることができていることがわかります。

  大手企業 中堅企業 零細企業
 20 ~ 24歳 ¥4,106,100 ¥3,409,600 ¥2,972,700
 25 ~ 29歳 ¥5,601,900 ¥4,560,200 ¥3,782,300
 30 ~ 34歳 ¥6,766,400 ¥5,131,100 ¥4,295,800
 35 ~ 39歳 ¥7,954,700 ¥5,693,300 ¥4,970,400
 40 ~ 44歳 ¥8,274,400 ¥6,199,200 ¥5,603,600
 45 ~ 49歳 ¥8,711,300 ¥6,228,400 ¥5,785,400
 50 ~ 54歳 ¥8,079,600 ¥6,458,500 ¥6,100,400
 55 ~ 59歳 ¥8,508,400 ¥6,740,100 ¥5,968,500
 60 ~ 64歳 ¥5,557,400 ¥4,143,600

¥5,680,700

SEの年収は企業規模だけでは決まりません。

実は同じSEでも金融系のSEは高年収ですし、PMなど上流を担当するほど年収があがります。

どんなSEが年収が高いかは「SE(システムエンジニア)の年収の相場はいくら?高給分野や気になる企業の年収の調べ方」ですべて解説しています。

あとで後悔しても気軽に転職するわけにもいきませんのでSE年収が気になる方は必ずご覧ください。

SEのキャリアはプログラマーからはじまりSE・プロマネ・幹部社員が一般的

SEのキャリアはプログラマーからSE、プロジェクトマネージャー、幹部社員とステップアップしていくのが一般的です。

まずはプログラミング能力をつけます。

その後システム設計や導入、保守・運用を学びながらプロジェクト管理業務にシフトしていきます。

いくつものプロジェクトを成功させていけばゆくゆくは幹部社員となることも可能でしょう。

はじめからなんでもできるエンジニアはいません。

一歩ずつ確実にステップしていくことが一流のSEになるための最短ルートとなります。

意外にもSEは定年退職をする人がいるくらいキャリアが形成されています。

Web系ではエンジニアのロールモデルがまだないため、その点ではSEは将来性も安定していると言えるでしょう。

SIerとWeb系の違いが気になる方は「SIerからWEB系に転職して7年経ったので比較してみた」も合わせてご覧ください。

筆者がそれぞれ5年以上働いて感じた意外な違いをまとめています。

SEの将来性は需要が続き市場価値も高い

SEという職業は需要が続くので市場価値も高いまま推移することが予想されます。

なぜなら、現代においてITを活用しない企業は存在しません

そして、企業は時代に合わせて変化していかなければ生き残ることができません。

そのため、常に時代に合わせたシステムが求められるのです。

SEはシステムで課題を解決するスペシャリストであり、その仕事が将来的になくなるということは現状考えられません

求人倍率も年々高くなっており、直近では8倍となっています。

参考:転職求人倍率レポート(データ)

また、新規システムだけでなく、システムが古くなればその改善・改修要件もあります。

需要は次々と生まれてくるのです。

そういう意味でも安定して第一線で技術を磨きたいのであれば、大手SIerがベストとなります。

SEを目指すなら大手SIerを目指すべし!その3個の方法

大手SIerに就職するためのルートは大きく3つあります。

それは「新卒で就職」「中途で転職」「未経験から転職」の3つです。

新卒から大手SIerを目指す

新卒で直接大手SIerを目指すのは最短ルートといえます。

入社するには学校での成績やどれだけSIerでやりたいことがあるのかをアピールする必要があります。

しかし、入社することができれば、未経験からでも新人研修と手厚いサポートを受けながらSEとして成長することができます。

転職で大手SIerを目指すなら中小企業のSIerでスキル・経験を積んでからキャリアアップする

続いて、中小企業のSIerでスキルと経験を積んで大手に転職するパターンです。

中小SIerで働いているからといって何もできないわけではありません。

下請け業務で大手とのコネを作っておくこともできます。

また、技術力を高め、資格を取得し、マネジメントスキルを磨いておくこともできるでしょう。

未経験から大手SIerを目指す方法は2択

まったくの未経験から大手SIerに入る方法も2つあります。

プログラミングスクールで学んでから大手Sierへ転職する

未経験の人でもプログラミングスクールに通えば3ヶ月程度で高いエンジニアスキルを身につけて転職することが可能です。

おすすめのプログラミングスクールはDMM WEBCAMP エンジニア転職です。

転職・就職保証型のプログラミングスクールで、受講後に転職できなかった場合は受講料が全額返金されます。

DMM WEBCAMP エンジニア転職
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また、30代であればテックキャンプ エンジニア転職がおすすめです。

こちらも転職保証がついたプログラミングスクールで、転職成功率98.5%という高い実績を持ちます。

月々29,000円から受講が可能なので、まとまったお金を用意できない人でも手軽にスタートできます。

充実したサポート体制で即戦力としてのスキルを身につけることができるスクールです。

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未経験可のSIerに転職しスキル・経験を積んでからキャリアアップする

もう1つは未経験可のSIerに転職し、そこでスキルと経験を積んでキャリアアップしていく方法です。

注意してほしいのは、未経験可のSIerは存在しますが、社員を使い捨てのように雇うブラック企業も存在します。

そういった企業に入らないためにも転職エージェントを利用することをおすすめします

転職エージェントを通して紹介された企業であれば、まっとうな企業であることが保証されているからです。

転職エージェントではワークポートやハタラクティブがおすすめです。

特にワークポートは無料のプログラミングスクールがあるため、覚えてから転職するという流れを選べます。

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またハタラクティブは未経験OKの求人が多く80%以上の転職成功率です。

もちろん、IT系の求人もそろってます。

>ハタラクティブで未経験OKのIT求人を探す

そのほかにはどのようなエージェントがあるのか見ていきましょう。

IT転職でおすすめの転職エージェント3つ

IT転職でおすすめする転職エージェントは以下の3つです。

  • ワークポート
  • レバテックキャリア
  • ハタラクティブ

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ワークポート

ワークポートはもともとIT系専門で求人紹介をしていた転職エージェントです。

そのため今でもIT系は強く、特に未経験OKの求人を独自に確保しています。

その特徴の一つとして無料プログラミングスクールの存在です。

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レバテックキャリア

IT専門エージェントとしても老舗であり、転職成功者の満足度が高いのがレバテックキャリアです。

年間で3,000回という企業訪問をすることで、常に最新の企業情報を持っています。

企業側の求める人材と、転職希望者の要望を上手にマッチングすることで定評があります。

知識の豊富なIT専門のコンサルタントが話を聞いてくれるので、話が通じないというストレスもなく転職相談ができるのも魅力です。

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ハタラクティブ

ハタラクティブは未経験OKの求人を集めた若者向け就職支援サービスです。

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まとめ

今回の記事でSEという職業について少しは理解が深まったかと思います。

SEは給与水準も高く将来性もある職業です。

ただし、SEを目指すのであればIT業界のピラミッド構造の上部である大手SIerを目指すようにしましょう。

そのためには、転職エージェントやプログラミングスクールを活用し、成功の確率を1%でも上げることが重要になります。

ぜひ、後悔のない就職・転職にしてくださいね。

サイト監修者

ITエンジニアのアキです。
大手SIerのSEを7年、メガベンチャーのWEBエンジニアを5年経験しています。
名古屋工業大学 大学院 情報工学修士課程を修了、応用情報技術者など複数の資格を取得。 現在は独立し、自社サービスの開発やWeb制作をしています。

Twitter:@it_career_navi

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